1回目「愚者」、2回目「魔術師」、3回目「女司祭」、4回目「女帝」、5回目「皇帝」、6回目「教皇/司祭」、7回目「恋人たち」、8回目「戦車」、9回目「力」、10回目「隠者」、11回目「運命の車輪」、12回目「正義」、13回目「吊るされた男」、14回目「死」、15回目「節制」、16回目「悪魔」、17回目「塔」、18回目「星」、19回目「月」、20回目「太陽」
21回目「審判」

なんのひねりもなく、ユダヤ教キリスト教の「最後の審判」を描いた絵。ラッパを吹く天使がこの世の終わりを告げた後、神の裁きで天国に行くか地獄行きかに分けられる。
前半30分は宗教のお話でした。
「最後の審判」は西洋絵画でたくさん描かれている主題。有名なのはバチカンのシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの。

個人的には北方の画家たちの描いたもののほうが好き。一例↓

ミケランジェロの絵の人間は筋肉ムキムキだけど、フランドルの画家の絵では貧弱な体。貧相なほうが「貧しく病んでいるものが救われる」というキリストの言葉に合ってるのでは?
生きてるときに苦しくとも、清く正しく生きてれば至福の天国で永遠の幸せが待っている。こういう信仰を支えにしないとやってられない暮らしぶりだったとしても、どこか不健全じゃない?
あの世に期待して大人しく我慢するより、元気いっぱい精いっぱい今を生きた方がいいでしょ。キリスト教の道徳に疑問を投げたのがニーチェやクロウリー。飼い慣らされた子羊をやめて、野生の牡羊になれ。「皇帝」の回でそう思いましたが。
それでも宗教はなくならず、スピに姿を変えて存在する。カルマ、試練、学び、苦しみに意味を与えてくれる教え、苦しみがしあわせにつながると思わせてくれる何かが、変わらず求められるんだなぁ。

ドン・ラティン (著), 伊泉龍一 (翻訳)
クロウリーも自分の宗教を作ろうとした。彼の神話、彼の思想を打ち出してるのがこのカード「The Aeonアイオーン」
「審判」からタイトルを変え、それまでのタロットデッキとは絵もまったく違います。最後の審判の「この世の終わり」を「古い時代の終わりと新しい時代の到来」にした、だから「カードの伝統から完全に外れることが必要だった」。
古い時代を象徴するキリスト教の天使はいない、十字の旗もない。代わりにエジプト神話のモチーフをもってきてるけど、エジプトの神話どおりじゃなくクロウリー独自の考えで改変してるので、わけがわかりません。

彼が啓示を受けて書いた『法の書』を読めってことですが、クロウリーの宗教思想がわかったとしても、占いに使えるようなものじゃないでしょうね。

アレイスター・クロウリー (著), 植松靖夫 (翻訳)
生命の木の「審判」のパスとも合わない。『トートの書』にはこのパスに対応する占星術の象徴「火」やヘブライ文字「シン」という言葉は出てきてはいるけど。。。
生命の木から考えるならウェイト版のがいいみたい。

「キリスト教の最後の審判ではない」とウェイトは述べているそう。死後に復活するんじゃなく、生きてるうちに呼びかけを聞け。
キリスト教の教えどおり生きようってことなら、「世界」のカードはキリスト教絵画に沿って、真ん中にキリストが描かれたはず。下の絵のように。

だけども、マルセイユの頃からタロットにはキリストじゃなく女性?が描かれていた。

あの世を目指さず、この世の人生を充実させるのがタロットなら、呼びかけを聞いて目覚めること。次回「世界」のカードで今回の「審判」とつなげて説明していただくようです。
「世界」は来年の1/8、名残惜しいけど次回が最終回です。ラストも来てね、みなさん。
以前の講座の「審判」レポ
「ウェイト版」と「トート・タロット」と「マルセイユ版」の絵を比較しながら学ぶカードの意味
講師:伊泉龍一先生
Zoom開催スケジュール
次回12025年1/8「世界」
各回:20時〜21時(1時間)
★リアルタイムでなくてもアーカイブでもご受講いただけます
受講料1回¥3,300
詳細・お申し込みはこちらから
https://thelema-s.com/online240221.html







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