【星】レポ「ウェイト版」と「トート・タロット」と「マルセイユ版」の絵を比較しながら学ぶカードの意味18回目2024/11/6

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18回目は「星」

昔々のタロットに始まり、マルセイユ版、ウェイト版の絵の解説、トート・タロットのクロウリーのテキストを読み、最後は生命の木のパスからのお話でした。

前回、前々回「悪魔」と「塔」は元々タロットに入ってなかったと聞きました。「星」「月」「太陽」も後から加えられた説あり(この5枚がなければ「節制」の次が「審判」になり、ほどほどに節制した人生を送れば最後の審判で蘇られる的な?)

なぜ「星」「月」「太陽」が追加されたのでしょう?絵の変遷に謎を解く鍵があるのかも。

初期のタロットでは星は女性の手にある。マルセイユ版「星」のカードでは、女性は下にいて、星は頭上にある。分けて描かれるようになった。

マルセイユ版では、着てるものを脱ぎ去り、唯一持ってる水も流しちゃって、すべてを無にしてる。でも天の星はなにも変わらず輝き続けている。消えていくものと変わらないものが対比された絵になりました。

「星」「月」「太陽」がタロットに加えられたのは、「審判」「世界」にいく前に、人の一生など超えた永遠の世界があるんだよという教訓を挟みたかったのか。

ウェイト版の星もまた、変わらないものを思い出せ、だそうです。

変わらないものって?

「自由」を例に説明していただきました。生きてる以上は自由でいたい、自由を奪われてる人を見たら心が痛む、特に考えなくても自然に感じるでしょう。誰もが自由であるべき、でも何もなければ忘れてしまう。だから思い出せってことなのかな?

生命の木と対応させているウェイト版では、上の大きな星はセフィラー2のコクマーだとか。

「星」のカードは木のずっと下のほうの9と7をつなぐパス28ですが、2の理想に向かって木の右側をあがっていけということですかね。7ネツァク(感情)や4ケセド(記憶)をとおって、ふだん忘れてしまってる理想や理念を思い出そう。

理想、理念は、「星」のパスの占星術対応「水瓶座」のキーワードでもあります。

とすると、昔々のタロットで水瓶座の神話のガニュメデスが描かれてたのが、おもしろい偶然(昔のタロットは生命の木関係ないのに)

The Star from the Cary tarot sheet
(髪が長くて女性っぽいけど、体つきから男性でガニュメデスだそうです)

話は戻って、永遠に変わらないものを思い出すためには手に持つものをいったん手放さなきゃならない、水に流す、無にする必要があるということでした。

ウェイト版「星」の地面には小さな植物が生えてきてます。浄化のあとの再生の兆し。

新しいなにかが生まれ出るのをもっと強調しているのがトート・タロットで、トートの「星」で描かれてる女性は”偉大なる母”なんですって。生まれくる新時代の神へ養分を与える存在。

キリスト教的な良妻賢母じゃなくて、ババロン”緋色の女”を偉大なる母にしてるところがクロウリーらしいです。”緋色の女”は「力」のカードでも描かれてました。「星」の女性とは見た目の印象がずいぶん違いますね。変幻自在なのもババロンの特性なのか。

星から放たれる渦巻き状の光の話もおもしろかったです。螺旋と直線。

クロウリーのテキストにある「カテゴリーを新たにして可能性を広げる」は、生命の木をとおして説明していただきました。

何につけても好みはあるけど、好みのものしか受け付けなくなってしまうより、あれもいい、これもいいのほうが豊かな世界が広がっていく。聞けば「そりゃそうだ」と思うけど、ふだんはやれてないんだろうな。

「星」のようにいったん無にしたら?身についたパターンを。そうして上に輝く変わらないもの、普遍のものに近づいていくのが水瓶座的かしら。

好みのタイプのカテゴリーをはずしていく水瓶座のお話は↓YouTubeでもあります。

次回は11/20、「月」です。このシリーズも残りわずかになりました。あと4枚。次もお待ちしています!

以前の講座の「星」レポ

「ウェイト版」と「トート・タロット」と「マルセイユ版」の絵を比較しながら学ぶカードの意味

講師:伊泉龍一先生

Zoom開催スケジュール

次回11/20「月」、以降12/4、12/18、2025年にもう一回

各回:20時〜21時(1時間)

★リアルタイムでなくてもアーカイブでもご受講いただけます

受講料1回¥3,300

詳細・お申し込みはこちらから
https://thelema-s.com/online240221.html

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