1回目:イントロダクションとパス32「土星」世界、2回目:パス31「火」審判,パス30「太陽」太陽、3回目:パス29「魚座」月(パス28)、4回目:パス28「水瓶座」星、5回目:パス27「火星」塔、6回目:パス26「山羊座」悪魔(パス25)、7回目:パス25「射手座」節制、8回目:パス24「蠍座」死、9回目:パス23「水」吊るされた男(パス22)、10回目:パス22「天秤座」正義、11回目:パス21「木星」運命の車輪、12回目:パス20「乙女座」隠者、13回目:パス19「力」獅子座、14回目:パス18「蟹座」戦車、15回目:パス17「双子座」恋人たち、16回目:パス16「牡牛座」司祭、17回目:パス15「牡羊座」皇帝、18回目:パス14「金星」女帝、19回目:パス13「月」女司祭
マジシャンの机にはいろんな物が載ってます。それを使って何かやるというカード。
あれ?物は現実、生命の木の下のほうでは?木のいちばん上のパスに物があるのはどういうこと?
その謎はこのパスに対応する「水星」から解かれました。パス12の水星は「認知」する。下にあるセフィラー8の水星(日常的な思考)とは違う働きで、世界のあり方を変える水星。
セフィラー3土星が形づくる世界・構造自体は変わらない、変えられないもの。だけども、それぞれの生きものが知覚する世界は同じじゃない。その生きものが持つ感覚器官によって世界を理解しているから。ならばこの世界は客観的な環境ではない。それぞれの生きものの身体に応じて現れてくる独自の世界(ユクスキュルの環世界、スピノザの哲学を思いました)。
講座ではジェームズ・ギブソン「アフォーダンス」の紹介がありました。「与える・提供する」という意味の「afford」を元にした造語とのこと、環境が生物に対して与えるものがある、そして生物はその環境に適合した行動をとっていく。
身体に応じて世界は現れてくると同時に、それに応じて私が何をするのか、物と私の相互作用があるということです。マジシャンの前にあるのがアフォードされた物なら、これを使って私は何をするか?ってことですかね。
今ある物は自分のしたいことには使えないって見捨ててる場合もあるかもしれない。ほしいのはこれじゃないって。でもこれしかないなら、今目の前にあるこれで何ができるだろうと考えては?
制限の中で制限を超えていくのが左の柱
マジシャン→戦車→吊るされた男→審判→世界へ、今ある物で今までじゃないことをしてみよう、そのときに自分の固定観念は邪魔、こだわりを捨てて思考が自由になるとひらめきがやってくる、すると、使えないと考えてた物が使えますやんか。
その物は何も変わってないのに、それを私がどうするかで良い物に変わった。認知が変わる。発想の転換が必要なパスでした。水星ですね。
これはどう見える?
若い女性と見る人もいれば、老婆を見る人もいる。同じ世界を見ても、知覚の仕方によって別のものとして認識している。若い女性、老婆、見方をどっちにも切り替えられたらより自由になれそう。
どうしたって制限はある。だからって制限を魔法でとっぱらおうとするのは魔術師ではない。その制限をどう生かしていくかがマジックなんですね。
セフィラー1ケテルにいくのは、何もない状況へいくことだとか。最終回パス11「空気」「愚者」でまた聞けるかと思います。
いつも隔週でしたが、次回は来週1/19です。お間違えなく〜
前の生命の木講座のパス12と占星術講座の水星回も貼っておきます。
占星術から学ぶカバラの「生命の木」10のセフィラー及び22のパスと星座・惑星・元素の関係
次回1/19(金)20時〜21時(1時間)
講師:伊泉龍一先生
受講料1回¥3,300
終わった回もアーカイブ受講できます。
お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online230324.html
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