レポ★パス28「水瓶座」「星」占星術から学ぶカバラの「生命の木」4回目2023/5/12

1回目:イントロダクションとパス32「土星」世界2回目:パス31「火」審判,パス30「太陽」太陽3回目:パス29「魚座」月(パス28)

生命の木のパス22本には、タロットの大アルカナやヘブライ文字との対応があり、今までの講座ではそちらからの解説をお聞きしてました。この講座では「占星術から学ぶ」ため、同じパスでもクローズアップされるポイントが違ってくるのが面白いです。

今回のパス28はセフィラー9(月)と7(金星)の間。金星で「楽しむ」ところへ意識的に向かっていくパスだとか。占星術の対応は「水瓶座」。

「楽しむ」ということと、水瓶座の一般的なキーワード「個性的」「変わっている」「自由」「博愛」がどう関係するのでしょうか?

「みんなと同じ」を楽しむのに始まって、好きなものが「みんなとズレてくる」個性化があり、さらに好きなものが広がって(水瓶座は空気のサイン)いくと「なんでもあり」の博愛へ。なるほど、水瓶座だなというお話でした。

みんなが好きなもの=私の好きなもの、これでずっといける人もいるのかもしれないけれど、意識的に金星に向かうというのは、自分の好き・楽しみを見つけてくこと。

思春期くらいからかなぁ、個人の好みがはっきりしてくるのは。心理占星術の惑星の年齢域で金星が該当するのが14、15歳から20代前半で、あこがれや理想、美的感性ができてくる時期なのを思いました。

自分なりの好みができてくると「みんな」とノリが合わなくなったりもします。

流行ってるものがおもしろくない、変わってるほうがかっこいいに吹っ切ると「あんなのくだらない」とか見下した態度になることも。でもここで終わっては水瓶座じゃない。好きなことをいろいろやってくうちに毛嫌いしないで何にでも開かれていくのがこのパスの目指すとこ(7金星の上には4木星:寛大さ)

「みんな」から浮きたくない場合は、7金星に背を向ける?

たとえばファッション。とにかく周りから浮かないものを選ぶとか、この年齢ならこのブランドというコードに従うなら、その服に金星のときめきはないのでは?金星全開で、自分が着たい服を着る、流行も年齢も関係なく好きなファッションをする人も少ないけど。

ブランドを「記号」として取り入れる例もあげられました。同じ商品でも、デザインや質感に惹かれて買うのと、このマークが付いてさえいればいいって買うのでは、それを持つ意味が違います。

「記号」については、國分功一郎さんの本『暇と退屈の倫理学』や『目的への抵抗』で書かれてたのがわかりやすかったです。贅沢としては同じでも、好きで美味しいものを食べるのと、有名店だから行くのは違う。味わって豊かさ(金星)を感じるのか、味はどうでもその店に行ったという「記号」(水星)が大事なのか。

10―9―8の線引きは強靭といいます。でも「星」は、それを水に流している。脱ぎ去っている。

この時代、この場所に生まれ、この文化の中で育ったら、ある共通の価値観が無意識に植え付けられているのは当たり前というか、もしなければ社会が成り立たないだろうし。

だけども、お約束に従って間違いない選択をしたいとか、決められた幸せの条件に当てはまりたいとかがあまりに強すぎると、がんじがらめでストレスがエンドレスになりそう。

もっと自由に生きられる一歩になるのが、このパスで好きを見つけて楽しむことみたいです。右の柱を上に上がっていくと「愚者」がいますもんね。

楽しみ方を知る人は退屈する暇もないですもんね。好きなものが多いほうがLa Vie en Roseでしょうねぇ

占星術から学ぶカバラの「生命の木」10のセフィラー及び22のパスと星座・惑星・元素の関係

スケジュール
次回5/26,以降6/9,6/23,7/7,7/21,8/4

隔週金曜20時〜21時(1回1時間)

講師:伊泉龍一先生

受講料1回¥3,000

終わった回もアーカイブ受講できます。

お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online230324.html

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