初回「愚者」2回目の今回は「マジシャン」。
前回の「愚者」に続き、生命の木のいちばん上の領域の解説です。
今回の説明は、今までのたくさんの生命の木講座の中でも、ベスト3に入るものだったそうですよ!受講条件がある講座だから、ここまで話していただけたみたいです。
ということで、「今日は思想史か哲学の教室みたいだね」と伊泉先生がおっしゃってました。ほんとに。
- メルロ=ポンティ「身体」
- フッサールの現象学
- 主体と客体
- ハイデガーの世界内存在
- ユクスキュルの環世界
など
私など、ベールの下で生きてるものだから、日常生活では考えないことを考えるモードへ頭を切り替えるまでが大変でしたけど
「世界はなぜこのようにあるのか?」大きな問いを前に、ふだん思いもしなかった世界の見方が開かれました!
そうしてみると「マジシャン」のカードって、とてつもない広がりを感じるなぁ。
生命の木と合わせての各カード解説だから、ウェイト版の大アルカナ講座では聴けないことがいっぱいです。
今後、進んでいくにつれ、生命の木のパスの位置で、対応するタロットを対比してみていくというのもおもしろそうです。
また、生命の木講座だけでも聴けない話もあります。カバラの生命の木を元に、ウェイトが自身の考えをどういうふうにタロットに表現してるかなど。
ほぼ同時進行で進んでいる、トート・タロットの講座をあわせて聴くと、クロウリーとの違いも際立ちそうですね。トート・タロット入門――生命の木を基にしてウェイト版と比較しながら理解する←お問合せはギータさんまで
ご参加の皆さまにはありがとうございました。全員、お顔を見せてくださって!ご協力に感謝します。
ご感想もいろいろいただいてます。「伊泉先生の講座で出てくる用語辞典があったらいいのに!」というアイデアも。よく出てくる人名とかキーワードを集めてもらったら、きっと皆さんに役立ちますよね!先生、作ってくださらないかな。
講座内でお話に出た、ユクスキュルの「ダニ」から見た世界は、この本で読んだことあります(前にもご紹介したことがありますが)
第六章の「トカゲの世界をのぞくことは可能か?」の263ページから273ページまで、よかったら立ち読みでもしてください。
すべての生物がそのなかに置かれているような単一の世界など実は存在しない。すべての生物は別々の時間と空間を生きている!
暇と退屈の倫理学p263~
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