初回「愚者」、2回目「魔術師」、3回目「女司祭」、4回目「女帝」、5回目今までの4枚のまとめと「皇帝」、6回目「皇帝」、7回目「司祭」、8回目「恋人たち」、9回目「戦車」、10回目「力」、11回目「隠者」、12回目「運命の車輪」、13回目「正義」、14回目「吊るされた男」、15回目「死」
今回は「節制」のカード。6ティファレトと9イェソドを結ぶパス25に対応しています。1ケテルと6ティファレトをつなぐパス13「女司祭」以来の、中央の柱にあるパスです。

真ん中=バランスを表す絵になってる、そしてウェイトにはめずらしく、生命の木を忠実になぞった絵になっている、という「節制」。

この絵では、大きな翼を持っていても飛んでなくて、足をつけています。節制が足をつけている大地とは?→9イェソドの基礎、基盤。
ある文化の中で生まれ、自然に身に着いてきたものからは逃れられない、というお話でした。無意識的な、身体的な、習慣的なパターン。
例えば日本語ネイティブには英語の時制はむずかしい、時間の捉え方が違うから、というのがわかりやすかったです。
言語ならまだ、意識して学んでいくことができそうですが、もっと無意識に身につけたこと―地域的な風習だとか他文化からみた迷信―は、その文化の中にいる限り、その存在にすら気づかないかも。
そういうのが蓄積されて、想像力を働かせる基本パターンがいつのまにか作られているのですねぇ。
幽霊、河童、鬼、UFO、ブードゥー、ムー的なあれこれも。

私もネッシーを探しにネス湖まで行った経験がありますけど、半信半疑でもどこか信じたい気持ちがあるから夢見ちゃうんでしょうね。
夢を見てると気づきなさい。
節制は9イェソド(月)と6ティファレト(太陽)を結ぶパス。月の夢から太陽の光に目覚めよう、下から上への向きはわかりやすいですね。
最後に、上6から下9への向きも短く説明していただきました。目覚めたままイェソドに入っていくとはどういうことか?伊泉先生ご自身の例が、ご著書タロット大全のあとがきだそうです。
講座で出てきたブルデューの「ハビトゥス」、今月のEテレ「100分de名著」がちょうどブルデューで、今回の話と重なるところがあり、月曜に見ておいてタイミング良かったです。まだ続くので皆さんもよかったら。

あと紹介されてた本
映画
次回は12/23、今年最後は「悪魔」です。

カバラの生命の木から学ぶ「ウェイト版」タロット
講師:伊泉龍一先生
毎回夜8時~9時の1時間ずつ
受講料1回¥3,000
今後の予定:12/23「悪魔」、1/6「塔」、1/20「星」、2/3「月」、2/17「太陽」、3/3「審判」、3/17「世界」(進行状況により、変わる場合もございます)
長期の講座ですが、受けたい回だけでもお申込みいただけます。すでに終わった回は録画で受けていただくこともできますよ。
- 5/13「愚者」
- 5/27「マジシャン」
- 6/10「女司祭」
- 6/24「女司祭」復習からの「女帝」
- 7/8 今までの4枚のまとめと「皇帝」
- 7/22「皇帝」
- 8/5「司祭」
- 8/19「恋人たち」
- 9/2「戦車」
- 9/16「力」
- 9/30「隠者」
- 10/14「運命の車輪」
- 10/28「正義」
- 11/11「吊るされた男」
- 11/25「死」
- 12/9「節制」
伊泉龍一先生が訳された「生命の木」翻訳本、今月発売です
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