初回「愚者」、2回目「魔術師」、3回目「女司祭」、4回目「女帝」、5回目今までの4枚のまとめと「皇帝」、6回目「皇帝」、7回目「司祭」、8回目「恋人たち」、9回目「戦車」
今回は「力」
「力」のカードが対応しているのは、4ケセドと5ゲブラーを結ぶパス。ここは対立する二本の柱を結んでいるから、むずかしいパスだというお話から。
生命の木は、縦に3本のラインがあります。真ん中はバランスの柱、向かって右は可能性・拡大の柱、左が制限の柱。
可能性と制限の板挟みってありますよね。伊泉先生がお話くださった、予定を入れる時の葛藤は、日ごろよく経験することじゃないです?
私はちょうど昨日、旅にでる日程を考えてたんですが、いちばんの候補週に仕事の予定が入りまして、その週は無理となったとたん、その週に行きたくてたまらなくなっちゃったんですよ。
禁じられたから欲望する、(そんな大層なものじゃないけど)自分で苦笑いしてました。
そして、生命の木の中心6ティファレトからみて、4-5をつなぐパスは上にあるっていうこと。6ティファレト=私という存在の中心よりも上は、私に先立っている部分。自覚できてないこと、意識してない私、良くも悪くもそういうのあるよなぁとあらためて思いました。
最後まで聞いて、このカードの「受け入れていく強さ」=「力」をかみしめてます。
トート・タロットの、むき出しのlustと、ウェイト流のしなやかな「力」、同じパスでも表現がぜんぜん違いますね。好みもあるでしょうけれども。
ウェイトはいちおうカトリック教徒だったのだし、七つの大罪のひとつ「lust」を使ったのはアンチキリストのクロウリーだからですかねー。
今回でてきたバタイユの「エロティシズム」、澁澤龍彦訳が気になります。
澁澤先生の翻訳本は他のも欲望があふれてますよね。
本といえば、最後の雑談で先生が見せてくださった本、おもしろそうでした!
ご参加の皆さまにはありがとうございました。
次回は9/30「隠者」です。またよろしくお願いします。
カバラの生命の木から学ぶ「ウェイト版」タロット
講師:伊泉龍一先生
毎回夜8時~9時の1時間ずつ
受講料1回¥3,000
次回9/30「隠者」
- 10/14、10/28、11/11、11/25、12/9、12/23(2021年は未定)
長期の講座ですが、受けたい回だけでもお申込みいただけます。すでに終わった回は録画で受けていただくこともできますよ。
- 5/13「愚者」
- 5/27「マジシャン」
- 6/10「女司祭」
- 6/24「女司祭」復習からの「女帝」
- 7/8 今までの4枚のまとめと「皇帝」
- 7/22「皇帝」
- 8/5「司祭」
- 8/19「恋人たち」
- 9/2「戦車」
- 9/16「力」
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