初回「愚者」、2回目「魔術師」、3回目「女司祭」、4回目「女帝」、5回目今までの4枚のまとめと「皇帝」、6回目「皇帝」、7回目「司祭」、8回目「恋人たち」、9回目「戦車」、10回目「力」、11回目「隠者」、12回目「運命の車輪」
今回は「正義」
「『正義』のアプローチ法はいくつかある、どの視点からみるかで変わる多様性が生命の木の面白さ」ということで、複数の説明をしていただきました。
ウェイトのテキストをみると
女司祭と比べています。二本の柱の間に座って、背中側にヴェールがあるのはそっくりだけど、ヴェールの向こうに何かがあるのか、ないのか、が違い。
続いて、運命の輪→正義に進んで見たら。
「は?なんで?」自分には理解できない行動をする人だって、運命の車輪が回っただけなのかも。私だってあぁなった可能性はある、そう思ったら、正義の刃でぶったぎることはできるでしょうか。
このあたりで、伊泉先生はジョン・ロールズ「正義論」をもっと紹介されたかったみたいですが…
そして、4ケセド・5ゲブラー・6ティファレトの三角形で見たら。
ここでは「正義」が対応するパスのヘブライ文字「雄牛を追う棒」がキーワードでした。
いちばん上の「愚者」に対応するヘブライ文字が「雄牛」で、どこに向かうかわからない生命の衝動を象徴するようでしたけど、だんだん下にきて、雄牛は追われる身となったのか。勝手にあっちこっち行かないよう、方向づける「雄牛を追う棒」
雄牛のパワーを一箇所に集中させたら、すごいですよね。ゾーンに入るってやつでしょうか。前に習った「皇帝」の、上から流れ込んだエネルギーに突き動かされる「やる気」ともまた違うんですかね。「正義」の場合は火星が燃える感じ?
最後は、天秤のお話。
天秤で何を釣り合わせるか?
自分の損得を計るのはヴェールの下、正しいか間違いかを計るんでもない、バランスをとる秤なのですな。この世界でいろんな人が対等に共存していくために必要な視点だな。
最後の話がいちばん納得したというご感想、複数いただいてます。
ハーバーマスの話が出ていて、これを読んでるという方もいらっしゃいました。すごいわー
雑談では、この本の話も。「クリエイティブな誤読」って表現、おもしろい。
次回は11/11(水)吊るされた男です。
皆さま、またお待ちしております。
カバラの生命の木から学ぶ「ウェイト版」タロット
講師:伊泉龍一先生
毎回夜8時~9時の1時間ずつ
受講料1回¥3,000
- 11/11、11/25、12/9、12/23(2021年は未定)
長期の講座ですが、受けたい回だけでもお申込みいただけます。すでに終わった回は録画で受けていただくこともできますよ。
- 5/13「愚者」
- 5/27「マジシャン」
- 6/10「女司祭」
- 6/24「女司祭」復習からの「女帝」
- 7/8 今までの4枚のまとめと「皇帝」
- 7/22「皇帝」
- 8/5「司祭」
- 8/19「恋人たち」
- 9/2「戦車」
- 9/16「力」
- 9/30「隠者」
- 10/14「運命の車輪」
- 10/28「正義」
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