レポ『神話で読み解く占星術の12星座の物語』射手座(1)2022/11/25

牡羊座1牡羊座2牡牛座1牡牛座2双子座1双子座2蟹座1蟹座2獅子座1獅子座2乙女座1乙女座2天秤座1天秤座2蠍座1蠍座2

今回から射手座

テキストでは射手座のルーラー木星の神ゼウスより前に、ケイローン(カイロン)を出しています。

半人半馬のケンタウロスたちは野蛮で暴れん坊、知恵の女神パラスにたしなめられてる絵もありますが

ボッティチェリ『パラスとケンタウロス』

ケイロンは例外です。英雄たちを育てたギリシャ神話界のオビワン・ケノービ!(惑星編カイロン1回目から)

《ケイロンによるアキレウスの教育》
後1 世紀後半ナポリ国立考古学博物館
© ARCHIVIO DELL’ARTE – Luciano Pedicini / fotografo

ケンタウロスたちが本能のまま好き放題してるのと対照的に、ケイロンは隠者のように洞窟にこもって思索し、高次の目的のために死を選びました(人類のために働いたプロメテウスに不死を譲った)。ここにも射手座の特性が見えるんですね。

人間には身体があるから誰でもケンタウロス的な部分はあるけれども、お腹が空いたからって時と場所を選ばずにむしゃむしゃしないし、眠くても学校や仕事のために早起きがんばる、それも人間らしさでしょうか。フロイト風にいうならエゴがイドをおさえる?

そんな日常レベルでは済まないのが射手座ですかね、射手座の矢はさらに上へ。「もっといい生き方ができるはず」という向上心が持ち味。

そして哲学のサインと言われる射手座は、考えることも個人レベルから普遍的なものへ広がっていくようです。例をあげて説明していただきました。これはわかるなぁ(仕事でモヤる→どうしたものか考えてるうちに「仕事ってなんなの?」「働くって?」と問いが大きくなって、挙句の果てには「人生とは」と答えがないとこまでいっちゃうタイプ)

上へ上へ向かい、普遍的なことを考え、地上から離れすぎると?下世話な話がくだらなく思えるようになっては行き過ぎ。オポジションの双子座のように身近な話題で楽しむ生き方もあります。

12サインは順々に成長してくというと、冬の星座ほど高次になり、初めのほうのサインが見下されやすいですが、伊泉先生が最後に脱構築してくださるそうです。魚座最終まで楽しみにしよう。

射手座の次回は木星のほう、ゼウス的射手座から。今回出てきた「射手座は自由を必要とする」のもアルテミスとの関連でまた語られるかと思います。

この講座でテキストに使っている本「占星術と神々の物語―ホロスコープの中の元型」

神話で読み解く占星術の12星座の物語

  • 射手座2回目:12/9
  • 山羊座:12/23,2023/1/13
  • 水瓶座:1/27,2/10
  • 魚座:2/24.3/10

講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

ご予定が合わない方も、終わった星座も、録画でもご受講いただけます。

お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html

コメント