今回から牡牛座。
読んでいくのに、この2つを頭においておくとよさそうです。
- 著者たちが何かを主張するときには、なぜそうなのか示すため、天文学、考古学、神話と縦横無尽に話をもってくる。
- 著者たちはスピリチュアル・フェミニスト寄り。はるか昔にあったかもしれない母権制社会へのリスペクトがある。
牡牛座で主張したいのは、母なるものとの結びつきのようです。牡牛座は春の真ん中の豊かな季節。母なる大地が植物を育み、成長させる。
母、養育者といえば月、牡牛座と月の関係がいろんな面から語られています。
- 月は牡牛座でエグザルテーション
- 考古学でも雄牛と月は関連している
- 牡牛座のマークにも三日月(角部分)

母権制バンザイの立場からすれば、紀元前4000~2000年の牡牛座時代(新石器時代)は平和に農業をやっていた黄金時代なんですね。そのあとの牡羊座時代(鉄器時代)から父権制になって血なまぐさい戦いが始まっちゃった。
という視点だと、ミノタウロスを生んだパシファエの悲劇も「家父長制によって、偉大な女神が貶められ、英雄テセウスの武勇伝に書き換えられたのでは?」(こういう考え方は惑星編の「月」回でも言及がありましたね)

牡羊座で出てきた英雄元型は、牡牛座の女神元型とは対照的ですよね。星座の性質としても、牡羊座と牡牛座はポラリティもモードもエレメントも全部違いますし。比べるとわかりやすいかも。
動いてないといられない牡羊座に対して、準備が整うまで動かない牡牛座。のんびりして見えるのは、ふさわしい時を待ってるんだということ。自然の流れに合わせて、実るまでゆったり待つ。タロット「女帝」みたい。
牡牛座と同じく金星をルーラーにもつ天秤座との違いも「自然」にあるようです。
次回はルーラー金星のところから。牡牛座の続きは5/20,またお待ちしてますね〜
神話で読み解く占星術の12星座の物語
このさきのZoom開催スケジュール
- 牡牛座:5/20
- 双子座:6/3,6/17
- 蟹座:7/1,7/15
- 獅子座:7/29,8/19
- 乙女座:9/2,9/16
- (天秤座よりあとは未定)
講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
ご予定が合わない方は、あとから録画でも受けていただけます。
終わった回(牡羊座、牡牛座の1回目)も録画受講していただけます。
お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html
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