レポ『神話で読み解く占星術の12星座の物語』乙女座(1)2022/9/2

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牡牛座と並び、豊かな神話をもつ乙女座。

なかでも最も強く関連するのはデメテル&ペルセフォネ母子だそうです。

乙女座は

  • 夏が終わり秋の実りへ向かう季節
  • 乙女座のマークは穀物を手にした収穫の女神をあらわす
  • 土のサイン→穀物は土からとれる

穀物と収穫の女神デメテルにぴったりですね。昔々オリンポスでの乙女座ルーラーはデメテルでした。

空のおとめ座さんも、穀物を手にしてます

心理占星術の人間の発達段階として12サインを見れば、6番目の乙女座は子どもから大人へ移っていくところ。これはデメテルの娘ペルセフォネの物語とリンクします。

牡羊座で個が芽生え、天秤座から他者との関係に入る前の、最後のパーソナルサインが乙女座。成長してきて、相手の気持ちを想像し始める。

6ハウスとのつながりから乙女座には「奉仕」の意味があるそうだけれど、今回伊泉先生に補足していただいた「この段階では奉仕というより他者への気づかいの始まり」という解説がしっくりきました。

デメテル=小惑星ケレスのほか、6ハウス=健康からしたらカイロンも合うし、乙女座にふさわしいルーラーが複数あげられます。

でもケレスやカイロンからは、現代の乙女座に言われる性質「細かい」「几帳面」は出てきません。これらは現代のルーラー水星の知性、分析能力からきてるもの。

ここで双子座との違いを教えていただきました。同じ水星をルーラーにもってても、空気のサインは抽象的な知性、土サインだと現実的・実用的な知性となるとか。たとえば数学と算数、なるほど。

テキストの著者たちは、水星の神メルクリウスの錬金術での側面もみていきます。

ユングは錬金術を研究してましたよね。錬金術=金を作り出すものに見えて、実は心の変容プロセスを描いたものだ!と考えていたとか。

錬金術の図版には

王と女王がフラスコの中でいっしょにいる図があります。ユングにしたら、これは男性性と女性性の統合に見える。

分かれてるものをこうして結びつけ、変容させるのがメルクリウス(水星)、これは惑星編の水星回でも語られてました。占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型の水星の章p.71.〜72.

全体性に達した乙女座はどんなふうになるの?次回をお楽しみに。

神話で読み解く占星術の12星座の物語

乙女座2回目は9/16、ご予定が合わない方もあとから録画でも受けていただけます。

講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

  • 天秤座:9/30,10/14
  • 蠍座:10/28,11/11
  • 射手座:11/25,12/9
  • 山羊座:12/23,2023/1/13
  • 水瓶座:1/27,2/10
  • 魚座:2/24.3/10

終わった回(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座1)も録画受講していただけます。

この講座でテキストに使っている本はこちら。ご参加の星座部分をPDFでお配りします

お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html

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