1回目牡羊座1、2回目牡羊座2、3回目牡牛座1、4回目牡牛座2、5回目双子座1、6回目双子座2、7回目蟹座1、8回目蟹座2、9回目獅子座1、10回目獅子座2
牡牛座と並び、豊かな神話をもつ乙女座。
なかでも最も強く関連するのはデメテル&ペルセフォネ母子だそうです。
乙女座は
- 夏が終わり秋の実りへ向かう季節
- 乙女座のマークは穀物を手にした収穫の女神をあらわす
- 土のサイン→穀物は土からとれる
穀物と収穫の女神デメテルにぴったりですね。昔々オリンポスでの乙女座ルーラーはデメテルでした。
心理占星術の人間の発達段階として12サインを見れば、6番目の乙女座は子どもから大人へ移っていくところ。これはデメテルの娘ペルセフォネの物語とリンクします。
牡羊座で個が芽生え、天秤座から他者との関係に入る前の、最後のパーソナルサインが乙女座。成長してきて、相手の気持ちを想像し始める。
6ハウスとのつながりから乙女座には「奉仕」の意味があるそうだけれど、今回伊泉先生に補足していただいた「この段階では奉仕というより他者への気づかいの始まり」という解説がしっくりきました。
デメテル=小惑星ケレスのほか、6ハウス=健康からしたらカイロンも合うし、乙女座にふさわしいルーラーが複数あげられます。
でもケレスやカイロンからは、現代の乙女座に言われる性質「細かい」「几帳面」は出てきません。これらは現代のルーラー水星の知性、分析能力からきてるもの。
ここで双子座との違いを教えていただきました。同じ水星をルーラーにもってても、空気のサインは抽象的な知性、土サインだと現実的・実用的な知性となるとか。たとえば数学と算数、なるほど。
テキストの著者たちは、水星の神メルクリウスの錬金術での側面もみていきます。
ユングは錬金術を研究してましたよね。錬金術=金を作り出すものに見えて、実は心の変容プロセスを描いたものだ!と考えていたとか。
錬金術の図版には
王と女王がフラスコの中でいっしょにいる図があります。ユングにしたら、これは男性性と女性性の統合に見える。
分かれてるものをこうして結びつけ、変容させるのがメルクリウス(水星)、これは惑星編の水星回でも語られてました。占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型の水星の章p.71.〜72.
全体性に達した乙女座はどんなふうになるの?次回をお楽しみに。
神話で読み解く占星術の12星座の物語
乙女座2回目は9/16、ご予定が合わない方もあとから録画でも受けていただけます。
講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
- 天秤座:9/30,10/14
- 蠍座:10/28,11/11
- 射手座:11/25,12/9
- 山羊座:12/23,2023/1/13
- 水瓶座:1/27,2/10
- 魚座:2/24.3/10
終わった回(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座1)も録画受講していただけます。
この講座でテキストに使っている本はこちら。ご参加の星座部分をPDFでお配りします
お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html
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