1回目牡羊座1、2回目牡羊座2、3回目牡牛座1、4回目牡牛座2
今回から双子座。
双子座の神話というと、空の双子座になっているギリシャの「カストルとポルクス」で語られることが多いわけですが、いっしょに生まれた女の子たち(ヘレネ&クリュタイムネストラ)は出てきませんね(4人一緒に生まれたことすら、あんまり知られてないのでは?)
フェミニスト寄りの著者たちは、女の子たちを見過ごせません。かつユング派ですから「アニマ」が無視されている、男女の双子四人みんなで全体性を表しているんだというんですね。
そして双子の「二面性」がわかりやすいのは、カストルとポルクスよりもヘレネとクリュタイムネストラのほうみたい。
これは大人になってからの彼女たちですが、見比べるとキャラの違いがあらわれてませんか?
腕をひかれてパリスに身を預けてるヘレネ↑には受け身な面を
血が滴る斧を手にくっと顎をあげているクリュタイムネストラ↓には、強さを感じます。
「二面性」はどんな人の中にもある《自我と影の葛藤》(ユング)
ここで先生がしてくださった話がおもしろかったです。そういう目でみると、抑圧された影が漏れだそうとしてる例っていくらでもありますね。風紀委員タイプほどタガが外れると激しくなるのかなぁ。
さて、双子座は幼い子どもとして描かれるんですってね。このカストルとポルクスも少年の姿なのか?
性差がみえない子ども→中性的でもあるし、幼さ/若さとみればピーターパン・シンドロームも(これは水星回でも出てきましたね)。
子どものままでいるのは現実的には難しいけど、訳知り顔の大人になってしまうのもつまらないもの。「知性」の面では、子どものような好奇心を持ち続けてるほうが楽しそうです。
「知性」はルーラーの水星から、かつ「空気」もユングのタイプ論だと「思考」タイプ、心や体よりも頭を動かすのが合ってるのかな。
そのほか、牡牛座でみたのと同じくオポジションのサイン(双子座⇔射手座)との関係から、オリンポスのルーラーシップ(双子座=アポロン)につなげたり、ハウスの性質(3ハウス=双子座)から意味をもってきたりで、幅広く双子座の性質が語られました。
1回目で3分の2ほど進みました。2回目は6/17です。続きもお楽しみに。
神話で読み解く占星術の12星座の物語
- 双子座:6/3,6/17
- 蟹座:7/1,7/15
- 獅子座:7/29,8/19
- 乙女座:9/2,9/16
- (天秤座よりあとは未定)
講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
ご予定が合わない方は、あとから録画でも受けていただけます。
お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html
終わった回(牡羊座、牡牛座)も録画受講していただけます。
コメント