レポ『神話で読み解く占星術の12星座の物語』獅子座(2)2022/8/19

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現代占星術が作られたとき、他のサインもルーラー惑星の意味から作られたけれども、とりわけ獅子座はルーラーとイコールで、太陽の意味をそのまま持ってきてるということ(占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型の太陽の章p.32.〜も合わせて読まれると良さそうです)

太陽って、占星術関係なしで、圧倒的な存在ですよね。ほかの星は夜になって探さないと見えないけど、太陽はガンガン照ってます。光ってます。まぶしいし、熱いです。存在を感じないほうが無理。

輝く太陽は英雄や王の象徴。

獅子座でいう王は、ただの世襲じゃなくて、実力で手に入れた王位というニュアンスからすれば、典型的な人物がナポレオン。

フランソワ・ジェラール『戴冠式の正装の皇帝ナポレオン』1805年

戦果を上げた英雄が皇帝にまで上り詰めた、しかし、のちに失脚。王であり続ける、不動の火として輝き続けるのは大変です。

英雄がみんな王になれるわけでもありません。前回出てきたギリシャ神話のヘラクレスは12の試練を乗り越えても、王になってません。戦いに飛び込んでいくのは同じ火サインでも牡羊座、自らが燃えてるから周りに人が集まってきて、指導者の立場になっていくのが獅子座ですか。

5ハウスとの関連から「子ども」も獅子座には特別なもの。獅子座のオリンポスのルーラー:ゼウス神はたくさんの子どもを作りました。木星の回でその創造性が語られましたが、獅子座の「子ども」も生物学的な子だけでなく、作品などの創造物も含まれます。特別なものを生み出したい!

ゼウスも父だし太陽も父、獅子座は父との関連が重要となる3サインの1つだそうです。ほかの2サイン(牡羊座・山羊座)よりハートフルな父子関係みたい。獅子座の人体の部位は心臓=ハート。

だけども父不在で大人になった世代はどうでしょうか?という話がテキスト後半で繰り広げられてます。

ハートチャクラ(胸のグリーン)も出してきて、心の成長こそ「水瓶座時代」に望まれると語られてるとこ、ニューエイジャーですね。ちなみにグリーンは暖色でもない寒色でもない中間色で、バランスをとるという意味があります。「水瓶座時代」の水瓶座は獅子座のオポジション、反対のものでバランスをとるっていうのもニューエイジ的だなって思いました。

今回は時間的余裕があり、テキスト外のお話もたくさんしていただけました。

季節の循環からみた獅子座は?夏至を超えて太陽の力がいちばん強まっているとき。蟹座で作られた蕾が花開くとき。

12サインを人間成長の段階としてみると?蟹座では母の囲いの中の安全圏に抑えられていたのが、獅子座で反抗期を迎え、自己表現をし始める。

また今の時代の獅子座要素など。何かでバズれば急に有名になったりしますもんね。獅子座が強まっている?

予告によりますと、来月の乙女座は獅子座的なものを恥ずかしく感じるサインだとか。ガラッと雰囲気が変わりそう。お楽しみに。

神話で読み解く占星術の12星座の物語

乙女座:9/2,9/16

講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

ご予定が合わない方もあとから録画でも受けていただけます。

お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html

終わった回(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座)も録画受講していただけます。

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