レポ『神話で読み解く占星術の12星座の物語』蠍座(2)2022/11/11

牡羊座1牡羊座2牡牛座1牡牛座2双子座1双子座2蟹座1蟹座2獅子座1獅子座2乙女座1乙女座2天秤座1天秤座2蠍座1

蠍座1回目では「死と再生」で変容し、「蛇の叡智」を身につける、というような話題がありました。

「死と再生」ってタロットの「死」のカードでも言われます。

古い自分が死んで新しい自分に生まれ変わる、意識の死。神話で太陽神(自我)が地下世界に攻め入ったり、蛇を殺しにくるのは自我を保とうとしてる姿?

まして蠍座は固定(不動)サイン、変化に抵抗がある。それでも新しい私にならざるをえないのは「他者との関係」に何かが起きたとき。

蠍座1回目で、タロット「女司祭」の「私とは何者か?」という問いが出てましたが、蠍座での「私」は「私たち」、他者と一体化した私がアイデンティティになるようです。

地下世界に降りていった神話には、愛する人との別れや子離れの痛みが描かれます。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《黄泉の国からエウリュディケを連れ出すオルフェウス》1861年

上の絵のオルフェウスは死んだ妻を連れ戻しにいった、デメテルは冥界に連れ去られた愛娘を取り戻そうとした。

感情的に深いつながりがある相手がいなくなるのは、私が死ぬようなもの。水のサイン蠍座のemotionがモーションする。

神話は夫婦や親子でしたが、切っても切れない間柄は、あらゆる人間関係にあると伊泉先生が補足してくださいました。たとえば仕事で関わる人とでも。なるほど、恋愛や家族に限らなければ、私も「私たち」の感覚がわかりました。関係の深まり、なるほどなぁ。

そんな「私たち」が別れなきゃならなくなったら?一体化してるのだから、身を裂かれるようなものでしょうか。離れたくない執着心にも気づかされるでしょうか。

別れをとおして新しいアイデンティティを見つけるまでが「死と再生」ですけれども、「再生」は次の射手座でじゃないかというお話でした。再生の象徴フェニックス、焼け死んでも生き返る鳥は火のサインのが合いますよね。

次回11/25から射手座です

神話で読み解く占星術の12星座の物語

  • 射手座:11/25,12/9
  • 山羊座:12/23,2023/1/13
  • 水瓶座:1/27,2/10
  • 魚座:2/24.3/10

講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

ご予定が合わない方もあとから録画でも受けていただけます。

お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html

終わった回(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座)も録画受講していただけます。

この講座でテキストに使っている本「占星術と神々の物語―ホロスコープの中の元型」

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