レポ『神話で読み解く占星術の12星座の物語』天秤座(2)2022/10/14

牡羊座1牡羊座2牡牛座1牡牛座2双子座1双子座2蟹座1蟹座2獅子座1獅子座2乙女座1乙女座2天秤座1

天秤座2回目は、パリスの審判から、アモル(エロス)とプシュケーの神話など

フランソワ・ジェラール『プシュケとアモル』(1798年)

魂(プシュケ)と愛(エロス)をお互い探し求め、試練を経て強い絆で結ばれる、めでたしめでたしのストーリー(これは惑星編金星1金星2でも。テキスト本『占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型』第4章金星p.73.〜87.)

アモルとプシュケの話は、ほかに天秤座のルーラーに推されていたヘラやヘファイストスの結婚生活とは対照的です。ヘラはゼウスの数々の浮気相手をやっつけて回った。ヘファイストスは、妻アフロディテと愛人アレスの浮気現場を神々にさらした(前に書きました)。

ヘラやヘファイストスの行動は、きっと正義の視点で行われてるんでしょう。結婚を司る女神ヘラは婚姻関係を守る立場だったほか、最高神ゼウスにふさわしいのは自分だけ、格下の女神や人間ごときでは釣り合わないというのもあったか。

正しいか/間違ってるか、釣り合ってるか/釣り合ってないかで考えたら、悪を成敗するほうに向かうのかもしれないけど、その行動に配偶者への愛は見えなくないですか?

空気(思考)のサイン天秤座の課題は、ルーラー金星の感情を切り離さないこと。

自分の感情を忘れてしまったら?好みもなくなってしまう。「私はこう思う」意見もなくなったら、話し合うこともできなくなる。「自己中心的であってはいけない」という戒めの強さから、逆に、自覚しない自己中になってしまう例も。

これは生命の木のいくつかのパスなども使ってお話いただきましたが、昨年の生命の木講座の、天秤座に対応する「正義」のパスで「分かり合えるなら愛はいらない。分かり合えないから愛が必要」というお話があったことが、ここに蘇ります。

普遍的な正義もたった1つの正解もない、立場が違う人とも対話を重ねて合意できる地点を見つけていく、成熟した天秤座の素晴らしいところ。

次回10/28から蠍座です。

神話で読み解く占星術の12星座の物語

  • 蠍座:10/28,11/11
  • 射手座:11/25,12/9
  • 山羊座:12/23,2023/1/13
  • 水瓶座:1/27,2/10
  • 魚座:2/24.3/10

講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

ご予定が合わない方もあとから録画でも受けていただけます。

お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220408.html

終わった回(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座)も録画受講していただけます。

アモルとプシュケの絵は来年日本にやってくるみたい。”ルーブルには愛がある” 見たーい。

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