10/14天秤座2回目★伊泉龍一先生『神話で読み解く12星座の物語』

天秤座2回目は「パリスの審判」のところから。

神々が集う宴席に金の林檎が落ちてきた。そこには「最も美しい女神へ」とかかれてる。これはいったい誰のもの?

「私の!」と名乗りをあげたのが、天秤座と関連する3女神―アフロディーテ(金星)、ヘラ(小惑星ジュノー)、アテナ(小惑星パラス)。

この三美神で誰がいちばん美しいのでしょうか、審判を命じられたのが、羊飼いをしていたパリス青年(実は国王の息子)

フランソワ=グザヴィエ・ファーブル『パリスの審判』1808年
いちばん右のクジャクといるのがヘラ、兜姿がアテナ、クピドといるのがアフロディーテ

女神たちは「私を選ぶならこれをあげよう」といってパリスを買収しようとしました。神々の女王ヘラは「君主の座」、戦いの女神アテナは「戦いにおける勝利」、愛と美の女神アフロディーテは「最も美しい女」

褒美を天秤にかけた結果?、パリスが選んだのは愛の女神アフロディーテ。そうして最も美しい女性ヘレネ(双子座)を得たことがトロイア戦争の引き金になってしまった…

ジャック=ルイ・ダヴィッド『ヘレネーとパリスの愛』の一部 1788年

恋愛と結婚は別もの、愛によって結ばれてる男女もいれば、制度としてのパートナーシップもある。神々のロマンスや夫婦関係の物語から、天秤座の課題も見えてくるのかも。

(どうでもいい話ですが『パリスの審判』はよく描かれる主題。下の絵は昨年、メトロポリタン美術館展で見たクラーナハのもの。実物のがずっとよかったです)

ルーカス・クラナッハ『パリスの審判』1528年

神話で読み解く占星術の12星座の物語

天秤座2回目:10/14
講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

ご予定が合わない方もあとから録画でも受けていただけます。

この講座でテキストに使っている本の天秤座部分をPDFでお配りします

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https://thelema-s.com/online220408.html

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