1回目「太陽」前編、2回目「太陽」後編、3回目「月」前編、4回目「月」後編と「水星」少し、5回目「水星」、6回目「金星」前編
金星は牡牛座と天秤座のルーラー。前回は牡牛座のほう、今回は天秤座のほうへ
恋愛の不思議、「はぁ?なんなの?感じ悪ぅ」って人をなぜか好きになる、ムカつきながら惹かれてく現象。反対の性質なのは異性間では魅力になるんですかね(同性だと、投影するのはシャドウな気がします)。
ぜんぜん違う同士が付き合いだしたら、そりゃトラブります。でも対立を調和するのが天秤座。牡牛座金星の官能的な恋愛とは違う、関係性を育む恋愛。
それぞれの金星を擬人化したら、ファッションも全然ちがうだろうなと想像します。参考にする雑誌は、牡牛座金星なら” 絶対手に入れたい!憧れブランド特集 ” 、天秤座金星なら” ほめられワンピ ”かな。
人から認めてもらわないと安心できない天秤座価値観の究極は、「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのは誰?」ですかねぇ。子どものころは「女王狂ってる、白雪姫がんばれ」だったけど、年をとってみると、女王の寂しさもちょっとわかるかも…

伊泉先生は、生命の木で説明してくださいました。図の⑦は金星と関連、金星から伸びるパスの一つはタロットの「死」と対応→ずっと金星でキラキラしていたくても、終わりはやってくる。
画像加工でモリモリに盛れば、ネット上での金星は延命できるけど、本体のアンチエイジングは限界がありますもんねぇ。もっと未来に、全人類がアバターで暮らすようになったら、永遠に金星でいけるのか?!
おしゃれして恋してこの人生を楽しむだけが金星じゃない。他の形でも金星を活かせると教えてくれるのは、ウェヌスの夫ウェルカノスです。不具で生まれ、冷遇された彼の生い立ちを思うと、人間不信になっても仕方ない。ましてや恋愛なんて。でも鍛冶屋として芸術的な作品を生み出した!
暗い経験を経て成長したから、金星も第二形態にレベルアップした、イシュタールの冥界下りとも重なりますね。
明けの明星、宵の明星、2つの金星があるように、ヴィーナスも二人いる?新プラトン主義のお話もありました。

くわしくはリーディング・ザ・タロットの「恋人」カード218ページからをお読みください。
恋人のカードはいろいろな金星の話に見えます。

- ママの言うことをきくの?それとも恋人をとるの?(プシュケとアモル)
- ウェヌスとペルセフォネに取り合いされてるアドニス(主体性なし)
- 天上のヴィーナス、地上のヴィーナス
そして火星にも入りました。
火星のテキストは他より短いなと思ったら…何一ついいことが書かれてない…いくらなんでもアレス神が気の毒になるとこで終わりました。続きは次回です。
金星、火星ときて、アフロディテとアレスはもしかして神さま界のバカップル?でも普遍的な組み合わせなのかも。美女と野獣。
現代で言うなら、社会・経済で戦う「戦士」、権力・財力という力をもってるアレスをイメージしちゃいます。そういう男の人はまた、アフロディテのように自慢できる女を連れ歩くのが鉄板じゃないですか。
ギリシャ名 | ローマ名 | 英語 |
アフロディテ | ウェヌス | ヴィーナス |
アレス | マルス | マーズ |
ヘパイストス | ウェルカノス | ヴァルカン |
エロス | クピド | キューピッド |
デメテル | ケレス | セレス |
ペルセポネ(コレー) | プロセルピナ | |
ヘラ | ユノ | ジュノー |
この講座のテキストは
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神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編
- 1回目「太陽」前編
- 2回目「太陽」後編
- 3回目「月」前編
- 4回目「月」後編と「水星」
- 5回目「水星」
- 6回目「金星」前編
- 7回目「金星」後編と「火星」
- 8回目「火星」
- 9回目「木星」
- 10回目「木星」「土星」
- 11回目「土星」
- 12回目「土星」
1回約90分
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生
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1〜5回目は1回90分、受講料¥4,500/回
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講師:伊泉龍一先生

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