【第2弾】1回目パス23「吊るされた男」,(【第1弾】マルクトからヴェールを抜けるまで)
2回目はパス22とタロット「正義」

「正義」の絵、ルネサンスのころには目隠しをしてたそうですね(グリアさんの本:生命の木―ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラp.316.にも)
目隠ししてる=見えない=わからない、無知であることを前提としたパスで
- 一方的に決めつけないこと
- 知らないと自覚すること
が肝心とのこと。ソクラテスの無知の知。
国際問題から、親子関係、映画や音楽の好みという個人的なことまで、幅広く例をあげていただきましたが、他者のことはわからないんですね。私たちそれぞれ違うマルクトに立っているから。
でも想像することはできる?「私だったらどうするだろう?」って。
いや、ここにも危険があるようです。自分に置き換えたときに共感できればいいけど、「私なら絶対そうしない」と思う場合、「正義」の剣でばっさり切ってしまうのかも…
あと「話せば分かる」幻想もあるんですね。これってどうなんだろう、話してわかりあえたことより、やっぱり平行線のままか、どっちかが折れて終わるほうが多くないですか?
このパスのテーマの「対話」はわかりあうためのものじゃなくて、わかりあえないまま、個々の違いを尊重しながらどう一緒にやってくかを見つけていくものみたいです。
パス22のヘブライ文字は「雄牛を追う棒」、鎖で引っ張るんでもなく、鞭打って動かすんでもなく、ゆるやかに方向づけるのが「雄牛を追う棒」。価値観が違う人同士でもゆるやかにまとまっていけたらいいですね。

そうは言っても、相手が対話に応じないとか、無理な人とどう一緒にやってくか、このパスだけではどうにもならなかったことは次回以降のお話だそうです。
次回は11/3、パス21と「運命の車輪」です。

【第2弾】ヴェールの上から深淵の下まで
講師:伊泉龍一先生
次回11/3,11/17,12/1
20時〜21時(1時間)
受講料1回¥3,000
終了回は録画受講できます。
- 1回目:パス23/タロット吊るされた男
- 2回目:パス22/タロット正義
【第一弾】も今からでも録画で受けられます。
【第1弾】マルクトからヴェールを抜けるまで
- 1回目:パス32/タロット世界
- 2回目:パス31/タロット審判
- 3回目:パス30/タロット太陽
- 4回目:パス29/タロット月
- 5回目:パス28/タロット星
- 6回目:パス27/タロット塔
- 7回目:パス26/タロット悪魔
- 8回目:パス25/タロット節制
- 9回目:パス24/タロット死
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