「愚者」、「魔術師」、「高位の女司祭」、「女帝」、「皇帝」、「秘技の司祭」、「恋人たち」、「戦車」、「力」、「隠者」
今回はこの本のp.149.~p.151.「運命の車輪」について。
YouTubeでごらんください。
昔のカード(マルセイユ版)と見比べると、けっこう絵が違いますね
昔のタロットの車輪はぐるぐる回されている。取っ手を回す手は見切れてるけど、運命の女神フォルトゥーナ(図像は伊泉先生の本『タロット大全―歴史から図像まで』p.489.に)。この輪にしがみついてる限り、アップダウンに翻弄される。
ウェイト版には取っ手がついてませんね。WSの元になってる生命の木で「運命の車輪」が対応しているパスのヘブライ文字は「開いた手」。手を開いたら輪っかにつかまっていられない。同じところを回り続ける車輪から離れて別の可能性へ
前回の「隠者」では別の自分になるお話がありました。今回の「運命の車輪」も生命の木の【可能性】のセフィラーにつながっている。自分の人生はまだまだ変えられる!
今に満足してたら別に変えたくないかな?人生を計画的に一直線に進んでる人も不確定要素が入るのは嫌かも。
だけど、思いがけないことが起きるのが人生だったりするから。運に見放されたかのようなときでも、どんなときだって可能性はある、こういうカードがあるのは救いだなって思います。
そういえば、このシリーズのパメラの紹介で、「運命の車輪」のスフィンクスに似た絵を見せていただきましたね。下の動画の18分くらい
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