今回はこの本のp.122.~p.126.「高位の女司祭」について。
まずはYouTubeでごらんください。
女司祭は直感的知識、また言葉で完全に定式化できない真実とのつながりを示す。また、細部への疑惑、何かが間違っているという感覚、あるいは逆に何かがまぎれもなく正しいという直接的で疑いようのない経験である。
『シークレット・オブ・ザ・タロット 世界で最も有名なタロットの謎と真実』p.123.
考えるまでもなくわかっていること、考えるまでもなく答えが出ていることとは?
さすがにそれは無理。その一線を越えると私でなくなる。「できない」が私自身を作っているから。「〜ではない」私の本質、個性をこの世界で実現しよう。一人一人違う固有性を活かせたら、世界は多様で豊かになる。
絵が複雑なカードということで、質問の時間にも描かれているものが話題にあがりました。冠、足元の月、ザクロ、2本の柱・・・
神話との関連も質問がありました。エジプトのイシス女神、ギリシャのペルセポネとの関連は?
ギリシャ神話のほうは、冥王ハデスに誘拐されたペルセポネを母デメテルが取り戻そうとしたけれど、ペルセポネはすでに冥界のザクロを食べてしまっていたために、完全に地上へは戻れず、一年の一部は地下世界で過ごすことになった。
ザクロも出てくるし、地下世界の女王と女司祭はなんとなく重なりそうだけど関係なくて、絵に取り入れられてるイシスの方が合うということ。
ペルセフォネの母、穀物神デメテルは次の「女帝」と関係あるみたいです。女帝のドレスにもザクロが描かれてますね。
「ウェイト版タロットを理解する」次回「女帝」は9/15です。
★伊泉龍一先生★生命の木有料講座↓アーカイブございます★
コメント