先日の伊泉先生講座で(マルセイユ版でもウェイト版でも)「言葉」のお話が出ていました。
言葉が世界をつくる。言葉は世界をそのまま描写してるのではない。
ウェイト版のほうであげられてた例
- 心が傷つく
- 凹む
- 心が折れる
同じようなことを表現してても、言葉によって受ける印象が変わりますね。お話を聞くまで気づかなかったですが。
ぐさっ、べこっ、ぼきっ。音にしたらずいぶん違いますもんね。
新しい表現が生まれることで、新しい感覚を覚えて、リアルに影響していく、なるほどなぁ〜と思いました。
この系の言葉だと、ここ数年は「萎えた」「病んだ」が多くないですか?(私のまわりだけかな)。音なら、へにゃっ?
「病む」は言葉としては前からあるけど、重たさが薄まってる気がします。「病み系女子」「病みかわ」とか、ライトに使える感じ。
「メンブレ」も軽いですよね。「ぴえん」「ぱおん」は自分の言葉にできそうもないけど…
ずっと前に覚えた言葉だけで生きてると、今の人とどんどん感覚が離れちゃって、同じ現実を生きられなくなるんかなーて、今ぞわっとしました。
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