1回目:天王星1、2回目:天王星2、3回目:天王星3、4回目:天王星4、5回目:海王星1、6回目:海王星2、7回目:海王星3・冥王星1
8回目は冥王星2回目。
まずは火星との比較がありました。蠍座のルーラーは冥王星だけど古典の占星術では火星だった、またアラン・レオ式だと冥王星は火星のオクターブ上でもあるから、冥王星と火星は関係がある。
チャクラでも両星は同じとこ、下の方のレッドとオレンジのチャクラに対応するそうで。

(この本が書かれたころはまだニューエイジ色が濃かったんですかね?占星術でもチャクラ思想を使ってたのかぁ。今でも使ってるんですか?)
本能や生存のチャクラから連想しやすいのは火星のほうです。生きてくために戦う。だけど冥王星は攻撃性が見えにくい。無意識に押し込まれていて、ときに暴発する…爆弾を抱えてるようなもの?
我慢してる人ほど不満をためてるようなものですかね。気を使いまくって生きてる人は自由奔放な人を嫌うけど、顔にも口にも出さないで「いい人」でいると、見えないとこで怒りがぱんぱんに膨らんでるとか。はたから見れば妬みでも、本人がそう気づいてなければ「相手が悪い。やっつけたい」ってなるのかも。
暗い怒りに囚われ続けるよりも、ペルセフォネ型の変容を目指したいものです。誘拐された少女が地下世界で力をつけて女王になる、冥界と地上を行き来する物語が教えてくれるのは、死と再生。
死といっても現代の占星術で見るのは肉体でなく心理学的な死。命といえるような大事なものを失ったら私が死んでしまう。喪失からどう再生するのか?
テキストにあるバビロニアのイシュタル(金星の回でも出てきた愛の女神)の冥界下りでは、身につけてるものをぜんぶ脱ぎ去っていきます。「星」のカードのよう。

最終的には違う女神として地上へ戻ってきます。
ペルソナもアイデンティティも古いものはすべて脱ぎ去った、握りしめてたこだわりも全部手放した、何もなくなって自由になった、私が新しく生まれ変わる。再生する。
身近な例もあげていただきましたが、例のような出来事がなかったとしても、なんらかの喪失は誰もが経験することですね。この世に永遠のものはない。すべてに終わりがやってくる。

寂しい。どうせ終わるなら何やっても意味がない、虚無感、ニヒリズムに陥ってしまう。だからふだんは死を忘れようとしてる。楽しいことを探して金星のように生きるか、人生の意味を無理やり作ろうとするか…
(金星回でも「死」のカードと生命の木のパス24のお話されてましたね。ずっと金星でキラキラしてたくても終わりがやってくる)
そんなふうに目をそらしてないで直視せよ!すると生き方が変わる。冥王星の最も深い体験が次回に続きます。
次は2/18,またお待ちしてますね〜
天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味
講師:伊泉龍一先生
次回2/18
夜8時〜9時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
終わった回も録画で受講いただけます。
- 1回目「天王星」1
- 2回目「天王星」2
- 3回目「天王星」3
- 4回目「天王星」4
- 5回目「海王星」1
- 6回目「海王星」2
- 7回目「海王星」3「冥王星」1
- 8回目「冥王星」2
お申込みはこちら↓
冥王星はおそらく次回で終わり、そのあとはカイロンです。予定3/4,3/18,(2回で終わらなければ4月に続きます)
- 神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星)
- 内なる「女性性」の元型としての小惑星―女神たちの伝承と小惑星(ケレス、パラス、ジュノー、ベスタ)
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