レポ◆天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ8回目「冥王星2」2022/2/4

1回目:天王星12回目:天王星23回目:天王星34回目:天王星45回目:海王星16回目:海王星27回目:海王星3・冥王星1

8回目は冥王星2回目。

まずは火星との比較がありました。蠍座のルーラーは冥王星だけど古典の占星術では火星だった、またアラン・レオ式だと冥王星は火星のオクターブ上でもあるから、冥王星と火星は関係がある。

チャクラでも両星は同じとこ、下の方のレッドとオレンジのチャクラに対応するそうで。

(この本が書かれたころはまだニューエイジ色が濃かったんですかね?占星術でもチャクラ思想を使ってたのかぁ。今でも使ってるんですか?)

本能や生存のチャクラから連想しやすいのは火星のほうです。生きてくために戦う。だけど冥王星は攻撃性が見えにくい。無意識に押し込まれていて、ときに暴発する…爆弾を抱えてるようなもの?

我慢してる人ほど不満をためてるようなものですかね。気を使いまくって生きてる人は自由奔放な人を嫌うけど、顔にも口にも出さないで「いい人」でいると、見えないとこで怒りがぱんぱんに膨らんでるとか。はたから見れば妬みでも、本人がそう気づいてなければ「相手が悪い。やっつけたい」ってなるのかも。

暗い怒りに囚われ続けるよりも、ペルセフォネ型の変容を目指したいものです。誘拐された少女が地下世界で力をつけて女王になる、冥界と地上を行き来する物語が教えてくれるのは、死と再生。

死といっても現代の占星術で見るのは肉体でなく心理学的な死。命といえるような大事なものを失ったら私が死んでしまう。喪失からどう再生するのか?

テキストにあるバビロニアのイシュタル(金星の回でも出てきた愛の女神)の冥界下りでは、身につけてるものをぜんぶ脱ぎ去っていきます。「星」のカードのよう。

最終的には違う女神として地上へ戻ってきます。

ペルソナもアイデンティティも古いものはすべて脱ぎ去った、握りしめてたこだわりも全部手放した、何もなくなって自由になった、私が新しく生まれ変わる。再生する。

身近な例もあげていただきましたが、例のような出来事がなかったとしても、なんらかの喪失は誰もが経験することですね。この世に永遠のものはない。すべてに終わりがやってくる。

寂しい。どうせ終わるなら何やっても意味がない、虚無感、ニヒリズムに陥ってしまう。だからふだんは死を忘れようとしてる。楽しいことを探して金星のように生きるか、人生の意味を無理やり作ろうとするか…

(金星回でも「死」のカードと生命の木のパス24のお話されてましたね。ずっと金星でキラキラしてたくても終わりがやってくる)

そんなふうに目をそらしてないで直視せよ!すると生き方が変わる。冥王星の最も深い体験が次回に続きます。

次は2/18,またお待ちしてますね〜

天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味

講師:伊泉龍一先生
次回2/18
夜8時〜9時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

終わった回も録画で受講いただけます。

  • 1回目「天王星」1
  • 2回目「天王星」2
  • 3回目「天王星」3
  • 4回目「天王星」4
  • 5回目「海王星」1
  • 6回目「海王星」2
  • 7回目「海王星」3「冥王星」1
  • 8回目「冥王星」2

お申込みはこちら↓

伊泉龍一先生の占星術講座・天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味(オンライン)
伊泉龍一先生の現代占星術講座―今回は、天王星、海王星、冥王星を、さまざまな神話の根底にある「元型」との関連によって、その意味を深く掘り下げて説明します。・プロメテウスと天王星・ディオニュソスと海王星・ハデスと冥王星

冥王星はおそらく次回で終わり、そのあとはカイロンです。予定3/4,3/18,(2回で終わらなければ4月に続きます)

同じ本をもとにした神話と惑星講座(録画)

コメント