レポ◆天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ5回目「海王星1」2021/12/10

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5回目、海王星スタート。

海王星は「もやっとしてわかりにくい」「とらえづらい」というお声がありました。そこで海王星の元型をつかむポイントはこちら

ディオニュソス(バッカス)神話もみていく

海王星は金星の高次のオクターブ(アラン・レオ)

海王星に対応する神は、まずポセイドンですよね。海王星の名になっている海の王。

海王星Neptune
ローマ名ネプトゥヌス
ギリシャ名ポセイドン

三叉の鉾をもち、海を制する神。海は、ユング心理学だと集合的無意識に例えられます。

個人の意識は氷山の一角、無意識は海面下にあり、いちばん深いところは集合的無意識―個を超えてつながってるといいます。

イメージの宝庫とみたら芸術家にはありがたい、だけど内面に潜りっぱなしでは現実離れしてしまう。夢見るばかり。

ポセイドンは嵐や洪水を巻き起こす神。おだやかに凪いだ海ではなくて、大荒れの海なら飲み込まれたら溺れてしまいます。

溺れてしまった例は昔のロックスターが典型的で「Sex&Drugs&Rock&Roll」の時代、テキストに名前があげられてるジム・モリソン(ドアーズ)もオーバードーズで亡くなっています。

60年代のロックスターは、細身で長髪で男男してない中性的な姿。ツアーに出ればどこでも女性ファンが群がり熱狂の中にいる、この様子がまるでディオニュソスのよう。

だけども、我を忘れて放蕩の限りを尽くすだけがディオニュソスじゃないみたい。なんせ海王星は金星のオクターブ上の惑星。金星が愛の星なら、さらに高次の愛を示すのが海王星!

アリアドネとの結婚が神を変えた?!

《バッカスとアリアドネ》ティツィアーノ1520-1523年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー

アリアドネの神話はご存じでしょうか。英雄テセウスの怪物退治を助けたのに、おきざりに去れてしまった悲しきアリアドネ。絵には去っていくテセウスの船が小さく描かれてます。そこへ一行と大騒ぎしながらやってきたディオニュソス(ローマ名:バッカス)と結ばれる…

アリアドネとの結婚でディオニュソスは放浪を捨てた、と著者たちは書いてます。普通に落ち着くのが必ずしも良いかはわからんけど、これが海王星と調和して生きるひとつの形?

海王星、続きます。

次回は年明け1/7、テレーマではこの講座から来年が始まりますよ。海王星2回目、またいらしてね〜

続きのスケジュールも決まりました。1月〜3月まで下記のとおりです。

天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味

講師:伊泉龍一先生
2022年1/7,1/21,2/4,2/18,3/4,3/18
夜8時〜9時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

終わった回も録画で受講いただけます。

  • 1回目「天王星」1
  • 2回目「天王星」2
  • 3回目「天王星」3
  • 4回目「天王星」4
  • 5回目「海王星」1

神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星

2021年1月〜7月に開催、全12回

1回90分
受講料¥4,500/回
講師:伊泉龍一先生

内なる「女性性」の元型としての小惑星―女神たちの伝承と小惑星

小惑星ケレス、パラス、ジュノー、ベスタ

2021年7月〜9月に開催、全6回

1〜5回目は1回90分、受講料¥4,500/回
6回目のみ60分、受講料¥3,000
講師:伊泉龍一先生

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