1回目「太陽」前編、2回目「太陽」後編、3回目「月」前編、4回目「月」後編と「水星」少し、5回目「水星」、6回目「金星」前編、7回目「金星」後編「火星」少し
火星、前回はギリシャ・ローマの神話から、今回はバビロニアやインドの神話、有名なゴークラン夫妻の調査からも解説が繰り広げられました。
古代バビロニアの戦いの神はネルガル。この神は太陽の回でも出てきました、ネガティブな太陽として。ただでさえ暑く乾いた中東の地を焼き焦がす太陽、さらに地下世界にまで攻め入って王になった、昼も夜も手にした神。
地下世界の王というと、ギリシャではハデス→ローマではプルート→冥王星
この神話と占星術が意外にも重なるんですね(それとも著者たちが占星術に合う神話をうまく探してきたってことか)、火星―太陽―冥王星のつながり。
ルーラーシップ | イグザルテーション | |
太陽 | 獅子座 | 牡羊座 |
火星 | 牡羊座、蠍座 | 山羊座 |
冥王星 | 蠍座 |
イグザルテーションの関係にも注目。太陽は火星の家(牡羊座)で、火星は土星の家(山羊座)で、もちあげられる→太陽と一緒に働くか、土星の指揮下に入ると、火星の力をポジティブに使えるんじゃないかということ。
火星だけでは無闇やたらなアレスの戦い、でもしっかりした目的や規律のもとにあれば、価値あることを成し遂げられる!
ただその目的や規律が、外から与えられたものだとどうでしょうか。火星マルスをあがめたローマは、帝国を維持するため、統制された軍団をもち、戦いに明け暮れた、兵士は命じられるまま、時に自分の大義に背いても戦った…としたら、そんな火星でいいのか?
真の戦士は「内なる王」から指令を受け取る
と著者たちは言います。心理占星術らしく、戦士の力を内側に向ける勧め。その名も「力」のカードが、ライオン(獅子座:太陽)と向き合っているように
不安や恐れの克服、自身の成長に向けるのがよろしかろう、と。さもなくば、火星の暴発どころか一段上の冥王星の大爆発がっ。
とはいえ、火星をうまく扱える人ばかりじゃないですよね。勝負事や身体を動かすことに向かない人もいるし、火星を出すなという圧もある。セクハラ/パワハラに怒るべきときでも、上手に受け流すのがよしとされる社会では、火星の炎はくすぶり続けてしまう…
そこで鬱々としてるなら、心理占星術の出番だそうですよ。まず火星を生きてないと意識すること、そして火星を生きる物語を作っていく、「じゃあ頑張ってみるかー」と思えるのが占星術の力!おおお。
あと、ゴークラン夫妻の調査からは、火星―木星の関係もありました。これは木星でまた出てくるかな?次回5/14が木星です。
↑伊泉先生が紹介してくださった本、買ったー(まだ読んでない)
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神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編
- 1回目「太陽」前編
- 2回目「太陽」後編
- 3回目「月」前編
- 4回目「月」後編と「水星」
- 5回目「水星」
- 6回目「金星」前編
- 7回目「金星」後編と「火星」
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講師:伊泉龍一先生
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6回目のみ60分、受講料¥3,000
講師:伊泉龍一先生
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講師:伊泉龍一先生
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