レポ◆神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編2回目「太陽」2021/2/5

1回目「太陽」の途中まで、今回は続きから。

前回終わったあとに「伊泉先生のは一般的な占星術とは見方が逆なのがいい」というご感想を複数いただきました。

太陽が山羊座にある場合、一般的には「生まれ持った性格が山羊座」とききますが、この講座では「山羊座のようになるのを目指していく」と教わります。

ホロスコープ上の「太陽」は生命力と目的意識。

自分の力をどこに向ければいいのか、どんなふうに生きてけばいいかわからない人は、自分の「太陽」を意識して、人生を方向づけましょうということです。

そうやって、生き方を選べるのも今の時代だからですよね。昔々の封建社会に職業などの選択の自由はなく、人生はほぼ決まってたようなもの。自分次第で選べるようになった今だからこそ、自分の「太陽」を見つけなきゃならないんですねぇ。

昔の価値観での男らしい生き方、女らしい生き方も揺らいできてはいますが、自覚的にこの線を超えて統合させるのが大事だという、ユングの考えの紹介もありました。

後半は「太陽」のバランスが崩れている例の紹介。ヘラクレス、ファエトン、イカロスの神話にみられるオーバーネガティブや、てんびん座(「太陽」にとって具合の悪いサイン)の「太陽」のようなアンダーネガティブ。

テキストでは、弱い「太陽」はむしろ好ましく、強すぎる「太陽」に厳しいニュアンスが感じられます。マッチョをよしとしないフェミニズムに寄せている?

しかし過剰な「太陽」として、特定のサインを「自己中心的なサイン」って書いてるのはなんなんでしょうね。昔の占星術の決めつけを捨てたのが心理占星術じゃないのですかね?

そして疑問。もともとそういう性格なんじゃなくて目指していくものなら、自己中になるのを目標にしたらいいの?ははは。


ご参加の皆さま、ありがとうございました。ここまで、いかがでしょうか。

テキストにはユング心理学や占星術の独特の用語が出てきます。これらの言葉を元々聞いたことがあったかなかったかで、難易度が違うかもしれません。

先生の解説があるから、順に理解していただけるとは思うのですが、初見の文章中に知らない言葉が多すぎると脳が拒否しちゃうというじゃないですか。もし余力があれば、ユング心理学と占星術の入門書などを、さらっとでも読んでおかれると、文章に入りやすくなるかもしれませんね。


この講座のテキストは

占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型

終了した回も録画配信できます。テキストもお配りします。

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神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編

  • 1回目「太陽」前編
  • 2回目「太陽」後編
  • 3回目「月」前編
  • 4回目「月」後編と「水星」
  • 5回目「水星」
  • 6回目「金星」前編
  • 7回目「金星」後編と「火星」
  • 8回目「火星」
  • 9回目「木星」
  • 10回目「木星」「土星」
  • 11回目「土星」
  • 12回目「土星」

1回約90分
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生

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1〜5回目は1回90分、受講料¥4,500/回
6回目のみ60分、受講料¥3,000
講師:伊泉龍一先生

天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味

1回1時間
受講料1回¥3,000
講師:伊泉龍一先生

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