カバラってこわい?!

カバラやってるの?うわぁぁ、こわいーて知人がいうんですよ。

なんのこっちゃと思ったら、この映画を紹介してくれました。

17世紀中期。疫病によって打撃を受け、侵略者の脅威にさらされるユダヤ系コミュニティに暮らすハンナは、カバラの秘術を使って泥人形に命を与えた“ゴーレム”を生み出す。

ザ・ゴーレム

ほぉ、ユダヤ教カバラかー

TORAが出てきたり、数字の7が意味深だったり、儀式の様子も(秘術がメインじゃなく、家父長制の村で孤立している女性の心情を追っていくスリラー。血が苦手な方にはおすすめしない)

イスラエルの映画なんだけど、宗教界から怒られないのかな? ”ユダヤの民は神話と真実を切り離せない”とか、異端のカバラが人々にどう受け止められてたかも描かれてて。

この本にもゴーレムのエピソードが載ってました。

カバラの奇蹟は言葉の魔力に依存している。人形の額に書きこまれた神の名や、文字交換の秘儀が絶大な効力をあらわすのである。

―澁澤龍彦”黒魔術の手帖”河出文庫より

第二次大戦中、カバリストたちがアナグラムを使って、ドイツ軍の侵攻先をシリアからロシアに変えた、なんてのも。

でもこういう実践派は一部で、もともとは旧約聖書のなかに隠れた象徴を読み取ろうとするもの。ひとつの宇宙論でもある。

さて話を戻して、ユダヤ教のカバラと、うちらが習ってるカバラは別物。19世紀にできた、宗教と関係ないカバラなのです。ゴーレム作らない!(「こわいー」て言ってた友だちもわかってての冗談ですからね)

じゃあそのカバラってどんなものなのか、興味のある方はこちらぜひご参加くださいね〜

現代のカバラのエッセンスを30分にまとめてお話いただきます。タロットとの関係もあるので、タロットファンの方にもおすすめです。

受付は5/17のお昼ごろから始めます。ご予定ください。

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