レポ◆神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編1回目「太陽」2021/1/22

この講座は、伊泉先生が翻訳されている占星術本がテキストです。出版に先がけて読めるんですね。

今回は「太陽」

テキストは、世界の神話から太陽神はどんな属性を持つか、関係する神話をユング派の人はどう解釈したか、で心理占星術的にみたらホロスコープ上の「太陽」は何を表すか、と、うまくつなげて書かれてます。

ギリシャの太陽神アポロンは、弓や竪琴をもった姿で見かけますね。

classic Apollo statue

弓を引くとき的を絞る、竪琴はハーモニーを奏でる、それが「太陽」の説明に回収されていくの、ほほぉーと頷きました。

アポロンの神託所デルフォイの門に記されたという言葉もそう。

  • 汝自身を知れ
  • 何事も過ぎることなかれ

自分が何をやるべきかわかると生き生きします。ホロスコープ上の「太陽」を輝かせてたら元気いっぱい。でも「太陽」の自我全開では暑苦しくもなる。

リアル太陽だって、凍える冬の日には恋しいけれど、灼熱の真夏にはたまらんですし、太陽神にもネガティブな面があるというお話も納得です。

ニーチェの、アポロン的なものとデュオニソス的なものの話、私はこの本がわかりやすかったです。するする読める入門書です。

講座では、文章に出てくるあれこれの背景知識や、書かれてない部分の補足、解説を入れていただくので、より文章に入っていけます。が、時間がかかります。

太陽は1回で終わらず、次回に続くことになりました。月にも入るかも。

紹介があった映画

エーリッヒ・ノイマン「意識の起源史」

この講座のテキストは

占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型

終了した回も録画配信できます。テキストもお配りします。

お申し込みは、画像かタイトルをクリックで、専用ページからお願いします。

神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編

  • 1回目「太陽」前編
  • 2回目「太陽」後編
  • 3回目「月」前編
  • 4回目「月」後編と「水星」
  • 5回目「水星」
  • 6回目「金星」前編
  • 7回目「金星」後編と「火星」
  • 8回目「火星」
  • 9回目「木星」
  • 10回目「木星」「土星」
  • 11回目「土星」
  • 12回目「土星」

1回約90分
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生

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  • 3回目:パラス、ジュノー
  • 4回目:ジュノー
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  • 6回目:ベスタ

1〜5回目は1回90分、受講料¥4,500/回
6回目のみ60分、受講料¥3,000
講師:伊泉龍一先生

天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味

1回1時間
受講料1回¥3,000
講師:伊泉龍一先生

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