この講座は、伊泉先生が翻訳されている占星術本がテキストです。出版に先がけて読めるんですね。
今回は「太陽」
テキストは、世界の神話から太陽神はどんな属性を持つか、関係する神話をユング派の人はどう解釈したか、で心理占星術的にみたらホロスコープ上の「太陽」は何を表すか、と、うまくつなげて書かれてます。
ギリシャの太陽神アポロンは、弓や竪琴をもった姿で見かけますね。

弓を引くとき的を絞る、竪琴はハーモニーを奏でる、それが「太陽」の説明に回収されていくの、ほほぉーと頷きました。
アポロンの神託所デルフォイの門に記されたという言葉もそう。
- 汝自身を知れ
- 何事も過ぎることなかれ
自分が何をやるべきかわかると生き生きします。ホロスコープ上の「太陽」を輝かせてたら元気いっぱい。でも「太陽」の自我全開では暑苦しくもなる。
リアル太陽だって、凍える冬の日には恋しいけれど、灼熱の真夏にはたまらんですし、太陽神にもネガティブな面があるというお話も納得です。
ニーチェの、アポロン的なものとデュオニソス的なものの話、私はこの本がわかりやすかったです。するする読める入門書です。
講座では、文章に出てくるあれこれの背景知識や、書かれてない部分の補足、解説を入れていただくので、より文章に入っていけます。が、時間がかかります。
太陽は1回で終わらず、次回に続くことになりました。月にも入るかも。
紹介があった映画
エーリッヒ・ノイマン「意識の起源史」
この講座のテキストは
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神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編
- 1回目「太陽」前編
- 2回目「太陽」後編
- 3回目「月」前編
- 4回目「月」後編と「水星」
- 5回目「水星」
- 6回目「金星」前編
- 7回目「金星」後編と「火星」
- 8回目「火星」
- 9回目「木星」
- 10回目「木星」「土星」
- 11回目「土星」
- 12回目「土星」
1回約90分
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生
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- 5回目:ベスタ
- 6回目:ベスタ
1〜5回目は1回90分、受講料¥4,500/回
6回目のみ60分、受講料¥3,000
講師:伊泉龍一先生

天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味
1回1時間
受講料1回¥3,000
講師:伊泉龍一先生
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