この講座は、伊泉先生が翻訳されている占星術本がテキストです。出版に先がけて読めるんですね。
今回は「太陽」
テキストは、世界の神話から太陽神はどんな属性を持つか、関係する神話をユング派の人はどう解釈したか、で心理占星術的にみたらホロスコープ上の「太陽」は何を表すか、と、うまくつなげて書かれてます。
ギリシャの太陽神アポロンは、弓や竪琴をもった姿で見かけますね。

弓を引くとき的を絞る、竪琴はハーモニーを奏でる、それが「太陽」の説明に回収されていくの、ほほぉーと頷きました。
アポロンの神託所デルフォイの門に記されたという言葉もそう。
- 汝自身を知れ
- 何事も過ぎることなかれ
自分が何をやるべきかわかると生き生きします。ホロスコープ上の「太陽」を輝かせてたら元気いっぱい。でも「太陽」の自我全開では暑苦しくもなる。
リアル太陽だって、凍える冬の日には恋しいけれど、灼熱の真夏にはたまらんですし、太陽神にもネガティブな面があるというお話も納得です。
ニーチェの、アポロン的なものとデュオニソス的なものの話、私はこの本がわかりやすかったです。するする読める入門書です。
講座では、文章に出てくるあれこれの背景知識や、書かれてない部分の補足、解説を入れていただくので、より文章に入っていけます。が、時間がかかります。
太陽は1回で終わらず、次回に続くことになりました。月にも入るかも。
次回は2/5金曜、夜7時半からです。皆さま、またお待ちしております。

神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編
次回2/5,2/19,3/5,3/19,4/2,4/16,4/30,5/14,5/28、隔週金曜。
夜7時30分〜9時(1回90分)
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生
★終わった回は録画配信できます。受けたい回だけ単発でもご参加できます。
お申し込みは、上の画像かタイトルをクリックで、専用ページからお願いします。
紹介があった映画
エーリッヒ・ノイマン「意識の起源史」