大アルカナ1枚ずつ、3種のデッキの絵を見比べていく講座、次回は「隠者」です。
3種とも、マントを羽織った隠者が杖とランタンを持っている。

ウェイト版とトート・タロットのランタンからは光があふれ出てます。マルセイユ版とは違ってる。
トート・タロットにはこれもいます。蛇が巻き付いてるタマゴ。

以前の「恋人たち」のカードにもありました。「恋人たち」のとき、「隠者」との関連が言われてました(生命の木の占星術対応で「恋人たち」は双子座、「隠者」は乙女座、双子座も乙女座もルーラーが水星)
『トートの書』の「隠者」を読んでいたら、なんとなく既視感があり、

『生命の木―ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ』のパス20を開いてみたら、一部似たようなことが書かれてました。「隠者」に対応するヘブライ文字ヨッドや乙女座のことなど。

生命の木をもとに作られたカードだからそりゃそうかー。
トート・タロットには地獄の番犬、三つの頭を持つケルベロスが描かれてます。他のデッキにはいないですよね。

『トートの書』にはギリシャ神話のデメテル&ペルセポネ母娘と冥王ハデスを思わせる記述もありまして、思い起こしたのは伊泉先生の占星術講座「神話で読み解く占星術の12星座の物語」乙女座回。
乙女座のルーラーは現代では水星ですけど、古代オリンポスでのルーラーは穀物の女神デメテル(小惑星ケレス)だったので、デメテルまわりの神話も使って乙女座が解説されてます。
本でも読めます。『占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型』

あれやこれや広げて読んでるうちに、つなげて連想するのが楽しくなってついだらだら書いちゃいました。
ウェイト版については、YouTubeもあわせてごらんください。
次回もお楽しみに!皆さまのご参加お待ちしてます!

「ウェイト版」と「トート・タロット」と「マルセイユ版」の絵を比較しながら学ぶカードの意味
講師:伊泉龍一先生
Zoom開催スケジュール
次回7/3(水)20時〜21時(1時間)
受講料1回¥3,300(Zoomでも録画でも同額)
詳細・お申し込みはこちらから
https://thelema-s.com/online240221.html
コメント