レポ★基礎からしっかり学べるタロット―大アルカナ編6回目2020/8/8

最終回は「審判」「世界」「運命の輪」「愚者」の4枚

前回の「太陽」の振り返りから「審判」へ

天使のラッパが聞こえると、眠っていた死者が墓から目覚める、キリスト教の最後の審判を描いた絵。

文字通りでなく「みたいな」と考えるのがポイント、2本の映画を例に解説していただきました。

思いもしなかった状況におかれて、自分の中に眠っていたものが覚醒する物語。

こんなドラマティックじゃなくても、常日頃から小さな呼びかけはいっぱいあるんでしょうね。開かれてれば聞こえてくるでしょうか。

占いの実例も紹介していただき、蘇る=復活愛?とか、単語で覚えるのは危ないなと思いました。大事なのはカードの世界観を伝えること。質問者自身に気づきがあるとき、天使のラッパが聞こえるようなものかもしれない。

続いて「世界」

カードの真ん中に描かれてるのは、運命の女神フォルトゥーナ。気まぐれな運命の女神はいつ誰のところにやってくるかわからない。幸も不幸もたまたま、偶然。

人生設計どおりにコツコツ積み上げてきても「神の家」みたいに崩されることもある。「なんでこんな目に?」を問うでもなく、運命を呪うでもなく、偶然に運ばれながら、この人生を楽しんでいけたら「完成」

ゲームに使うなら一番強いカードだそうですが、悩みを占って出た場合には相当な強さがいるカードじゃないです?

(「世界」では、Netflix世界の摩訶不思議な家も例にあげられてました。公式サイトをちらっと見ただけでも驚くべき家々の写真が…)

さて、その運命の女神が回してるのが「運命の車輪」

ぐるぐる回されてる輪っかに、必死にしがみついてる変な動物たち。頂上に上がっていい気になってても、そのうち落ちるのにって、しがみついてる愚かさを笑う風刺画だそうです。

輪っかは同じところを回ってる、えんえん繰り返されてるのに気づいている?

そういう輪っかから完全に外れてるのが「愚者」

コメディアンがステージ衣装のまま、ふらふら放浪している。よそ者だから犬に吠え立てられて、服も破られて、でも気にするそぶりもない。行くあてはなく、帰る家もなく、その日暮らしで気の向くままに。

逆に、目的を決めたらどうなるか?を、占い師さんのタイプ別で説明していただきました。いろんな占い師さんの占いを受けてる方は思い当たったかも…

マルセイユ版の大アルカナ講座では、占いの現場で、という話もたくさん入れていただいてますが、占い師は22枚どのカードにも自由に行き来できるのがいいんだろうなと思います。

難しいカードもあるけど、伊泉先生がおっしゃってたように映画やドラマにタロットを重ねてみたり、身近な出来事を「○○のカードみたい」って例えてみたり、日頃からタロット目線でみるよう意識していると言葉が広がるかな。

ご参加の皆さまには、ありがとうございました!毎回いろんな質問も出ましたし、録画だけで受けてる方も感想を送ってくださって、うれしかったです。

続いて小アルカナ編あります。

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タロット集中講座――小アルカナを学び、大アルカナと統合したリーディングをマスターする(全2回)

8/29(土)9/12(土)
午後2〜5時
受講料1回¥9,000
講師:伊泉龍一先生


質問がありました。「伊泉先生のリーディング・ザ・タロットに書かれてるのと、この講座での解説が違うのは?」

先生のお答えは「根本は同じなんだけど、そのときによって話を変えているからね。タロットのおもしろさは、どこにポイントを当てるかで一見違う話に聞こえるところ」。

同じカードでも、何度も聴くと違う一面を教えていただけます。私だと、今回の「運命の車輪」は初めて聴く話でした。皆さんももしご都合がつけば、ほかでも受けられるといいかもです。

今回の講座は録画があります。リアルタイムで受けられなかった方も、動画配信で受講していただくこともできますので、ご希望があればお知らせください。

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  • 初回「マジシャン」「皇帝」「戦車」「正義」
  • 2回目「教皇」「女教皇」「女帝」
  • 3回目「恋人たち」「隠者」「力」「節制」「星」
  • 4回目「吊るされた男」「悪魔」「月」
  • 5回目「死」「塔/神の家」「太陽」
  • 6回目「運命の輪」「審判」「世界」「愚者」

基礎からしっかり学べるタロット―大アルカナ編

3時間6回
受講料1回¥9,000
講師:伊泉龍一先生

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