- 1回目:1「マジシャン」、9「隠者」、11「力」、19「太陽」
- 2回目:2「女教皇」、8「正義」、12「吊るされた男」、18「月」
- 3回目:3「女帝」、7「戦車」、13「死」、17「星」
- 4回目:4「皇帝」、6「恋人たち」、14「節制」、16「塔」
今回の5回目は5「教皇」、15「悪魔」、神の教えを伝える人と、神に背く者。反対ですね。
聖か悪か、こんがらがるのがマドンナのこのMV
マドンナはカトリック信仰のもとで育ったようですが、ここでは宗教的タブーが繰り広げられています。
善の心を捨てて悪さしてるならわかりやすいのだけど、宗教上悪いとされることをしながら善きことをしてたら?善悪の境界がはっきりしなくなる。「間」だから気持ち悪い。
何が清くて何が汚れか線引きできなくなることについて、メアリ・ダグラスの本『汚穢と禁忌』も紹介されました。
今回のテーマは「越境」

何が善きものか、教えてくれるのは「教皇」。(キリスト教の教皇その人じゃなくて)社会や文化、先生とかから教わって、善きこと/悪いことの線引きが身についていく、すると人から言われなくても自分の心の声として動き出す。やましいことはできない。
だけども、「禁止があるから欲望が生まれるんだ」と言ったのがジョルジュ・バタイユという人だそうで
禁じられたことほどしたい、手に入らなさそうなものを欲しがる、倫理的によくないかもしれないけど、この欲望が芸術になったりもするわけで、境界線を超えてく、既存の秩序を崩してくのが必要なときもある。
「教皇」の枠組みの中だけでは新しいものは創造されない、その中に囚われてると気づいてないのが「悪魔」、鎖につながれてるようなもの。
とはいえ、人間には、キリスト教の神のような「無からの創造」はできないでしょう?「教皇」的な学びがあってこそ、越境しての創造があるのでしょう。型があるから型破りできる?!
今回は伊泉先生が、大アルカナのこの配置をどうやって創造したか、

教えてるタロット理論をどう作ったかというお話もしていただけまして、やはり先人に学ばれて生まれた部分もあるんだなぁと。
『タロットの書 叡智の78の段階』レイチェル・ポラックさんほか
それよりも、占いじゃない分野の方々の影響のが大きかったようで、ご紹介いただいた方々の本にも触れてみたいなと思いました。
次回、最終回です。いつもより間があいて3週間後、8/10です。「愚者」「運命の輪」「審判」「世界」の4枚です。
タロット大アルカナ·アドバンストーカード同士を対比で理解する
講師:伊泉龍一先生
最終回8/10,20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
リアルタイムで受けられない方も、終了した回もアーカイブ受講できます。
お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220525.html
コメント