4回目の今回は4「皇帝」、6「恋人たち」、14「節制」、16「塔」の4枚。

安定した玉座に座ってる「皇帝」と、崩れている「塔/神の家」
領土を守るため、塔を建てて見張りをおいた。遠く先まで見渡して警戒していても、思いもしない雷が落ちてきて塔自体が崩れることもある。
予測はできないと教えてくれる「塔」の絵ですが、それでも皇帝なら、二度と崩れないよう、塔のメンテや管理を命じるでしょうか。
支配者「皇帝」は自分の領域をキープしなきゃいけないから、境界線が曖昧なんてありえない。

対して「節制」は水とワインの境界をなくしてる、混ぜて、どっちでもないものに変わっていってる。
この2枚の対比、講座では夫婦の例をあげてもらいましたが、バンドとかグループならどうだろう。メンバーのソロ活動は「皇帝」的にしたいようにする、お互い口出さない(境界を超えない)、でもバンド/グループで一緒にやるときは、ソロ活動で得た何かが持ち寄られて「節制」的に入り混じり、新たなサウンドができてくとか?て思ったりしました。
ソロでやるの?グループでやるの?など、どっちか1つに決めることなく、どっちもやってくのが「節制」なら、ひとつが選ばれてしまう、決まっちゃうのが「恋人たち」

「恋人たち」の頭上にはきまぐれな愛の神クピド、その矢が刺さったら決まっちゃう。支配者「皇帝」のように自分で決めることはできない。

思えば、自分で決めたりコントロールできないことっていっぱいあるんだけど、「自分次第でなんとでもなる」「思い通りにできる」という考え方が現代の悩みを作ってるのでは?という話はなるほどなぁと思いました。
「恋人たち」「塔」どっちも上から何かやってくる。いつくるかもわからない。受動的なカードたち。

だけども、何かがやってきたあとの気持ちが違いますね。金の矢が刺されば胸が高鳴る、塔が折れれば心も折れる。地=現実に落っこちてる「塔」の人に対して、現実を離れて夢見る「恋人たち」
おまけ
「節制」については生命の木のパス25(イェソド―ティファレト)のお話、

「恋人たち」はウェイト=スミス版との違いもお話ありました。

次回は7/20,5「教皇」、15「悪魔」です。5と15は下一桁がおなじ、かつ足して20になるので2枚です、4枚じゃなく。
5「教皇」と15「悪魔」は、伊泉先生の大アルカナ22枚の配置図の中心に位置するということで、次回は全体像もお話あるようですよ。
タロット大アルカナ·アドバンストーカード同士を対比で理解する
講師:伊泉龍一先生
このさきのZoom開催スケジュール
7/20,8/10
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
リアルタイムで受けられない方も、終了した回もアーカイブ受講できます。
お申込みはこちらから↓
https://thelema-s.com/online220525.html
★当教室は少人数です。リアルタイム参加の方は質問などもしやすいかと思います。
コメント