レポ★タロットの大アルカナと共に学ぶ「生命の木」2の5回目パス19「力」2021/12/1

【第2弾】1回目パス23「吊るされた男」2回目パス22「正義」3回目パス21「運命の車輪」4回目パス20「隠者」

今回の5回目は第2弾のラスト、パス19とタロット「力」

絵を見ると、昔のカードの女性はぎゅっと唇をかんでライオンの口を力で抑えているよう。ウェイト=スミスはむしろライオンを見つめてなでてるよう。服は白。

白からの連想、「真っ白なキャンバス」はこれから何色にでも塗れる、でもこのまま何も塗らなければ永遠に白いまま。このパスの片方4ケセドの「可能性」に似てる。

「よし、じゃあ塗ろう!」と決めた。やってみた。思うように仕上がればいいけど、できなかった場合に、「もういいや」と放り投げるのか、何度もやり直すのか。「別にやっても意味ないし」と強がるのか。

この絵のライオンは思い通りにならない「困難」を表してるそうです。ウェイト=スミスの女性は「困難」と戦ってませんね。逃げてもいない。やっつけるんじゃなく、ふんわり花輪までかけている。できない自分を受け入れる「強さ」(Strength)のカード。

「この色じゃなくてあの色にすればよかったな」と悔やむより、「もっと上手になってからにしよう」と先送りするより、今、できない自分でもできる何かを考えたほうが建設的ですもんね。

このパスのもう片方は5ゲブラー「意志」ですけれども、自分で「やるぞ!」と決めて頑張るのとは違うニュアンスですかね。やると決めてもできないことがある一方で、やろうと思うまもなく突き動かされることもある。

ウェイトと同じゴールデン・ドーンにいたアレイスター・クロウリー作のトート・タロットは、こっちの面をより強調してるみたい。タイトルも「Lust」欲望になっています。

「欲望」って響きがあまり良くないかもしれないけど、何かをしたくてしてるとき、しあわせじゃないですか?したいことをするなら、頑張ろうと思わなくても体が動いてく。欲望も人を動かす「力」。

次回から【第3弾】、12/15はパス18とタロット「戦車」です。

お申し込みは、画像かタイトルをクリックで、専用ページからお願いします。

【第3弾】深淵の上まで

【第3弾】はパス18〜11,タロット「戦車」から「愚者」です。

講師:伊泉龍一先生
12/15, 1/12, 1/26. 2/9, 2/23, 3/9, 3/23(もう一回あるかもです)
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

終了回は録画受講できます。

【第1弾】マルクトからヴェールを抜けるまで

  • 1回目:パス32/タロット世界
  • 2回目:パス31/タロット審判
  • 3回目:パス30/タロット太陽
  • 4回目:パス29/タロット月
  • 5回目:パス28/タロット星
  • 6回目:パス27/タロット塔
  • 7回目:パス26/タロット悪魔
  • 8回目:パス25/タロット節制
  • 9回目:パス24/タロット死

【第2弾】ヴェールの上から深淵の下まで

  • 1回目:パス23/タロット吊るされた男
  • 2回目:パス22/タロット正義
  • 3回目:パス21/タロット運命の車輪
  • 4回目:パス20/タロット隠者
  • 5回目:パス19/タロット力

講師:伊泉龍一先生
受講料1回¥3,000

生命の木―ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ

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