【第2弾】1回目パス23「吊るされた男」、2回目パス22「正義」、3回目パス21「運命の車輪」
今回はパス20と「隠者」。前回と同じく可能性(4ケセド:木星)に向かうパスということ。
「私にはまだまだ可能性がある!」「今と違う自分になれる!」
そうきくと浮き立ちますが、その「可能性」ってなんだろう?潜在的にもってても開花するまではわからないですよね。地中の種のように。このパスのヘブライ文字は拳、閉じた手。秘められています。
じゃあどうやってその可能性に向かってくのでしょう
(生命の木と関係ない)昔のカードの「隠者」は、目を見開いて探し回っています。
一方でウェイト=スミスの「隠者」は、目を閉じて立ち止まってます。あれ?
絵がずいぶん違いますが、この描き分けがどういうことか、伊泉先生があげてくださった例でよくわかりました。
まだ見ぬ私は探さないと見つからないけど、鍵がない、メガネがないってモノを探すのとは違って、形のないものを探してると迷子になることも。「自分探し」の終わりなき旅…
この歌がうかんじゃうんですけど
探しものは何ですか?
井上陽水「夢の中へ」
見つけにくいものですか?
かばんの中もつくえの中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
可能性に向かうには、ないものを探し続けるんじゃなくて踊ってみる、今までやったことがないことをするのもひとつ。
そして、今までやってないことをするためには、今までやったことを忘れないで「記憶」しておくのも大事みたいです。前と同じ選択をしないで、違う私になるために。
しかし過去もぜんぶ自分で選んだのでもないですね。生まれた境遇は選べなかった。それが素晴らしいものでなかったら運命を呪いたくもなるけれど、そこで止まってたら何も変わらないという話。
フロイトなどドイツ語圏のトラウマ心理学じゃなくて、もう少しあとのアメリカで生まれたポテンシャル系心理学―潜在能力を引き出して自己実現する―のがこのパスっぽいですね。親がどうでも、今の自分ができることを考えて、可能性を開いていく。
今回のお話は(も?)、言うは易し行うは難しじゃないですか。過去のやらかしを思い出せばくよくよしちゃうし、忘れてしまいたい。でもそんな嫌な自分も受け入れてくのが次回のようです。
次回は12/1、パス19とタロット「力」です。
お申し込みは、画像かタイトルをクリックで、専用ページからお願いします。
【第2弾】ヴェールの上から深淵の下まで
講師:伊泉龍一先生
次回12/1
20時〜21時(1時間)
受講料1回¥3,000
終了回も録画受講できます。
- 1回目:パス23/タロット吊るされた男
- 2回目:パス22/タロット正義
- 3回目:パス21/タロット運命の車輪
- 4回目:パス20/タロット隠者
【第1弾】マルクトからヴェールを抜けるまで
- 1回目:パス32/タロット世界
- 2回目:パス31/タロット審判
- 3回目:パス30/タロット太陽
- 4回目:パス29/タロット月
- 5回目:パス28/タロット星
- 6回目:パス27/タロット塔
- 7回目:パス26/タロット悪魔
- 8回目:パス25/タロット節制
- 9回目:パス24/タロット死
【第3弾】深淵の上まで
★【第3弾】はパス18〜11,タロット「戦車」から「愚者」です。
講師:伊泉龍一先生
12/15, 1/12, 1/26. 2/9, 2/23, 3/9, 3/23(もう一回あるかも)
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
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