はじめに、「こういうの知らないとわからない講座なの?」ってご心配なさらないでくださいね。別に覚えなくていいんですけど、自分用の覚えです。
ニーチェの「永劫回帰」
ある夜、君のあとを悪魔がつけてきて、こう言ったらどうだろう。
「お前がこれまで生きてきたその人生を、お前はもう一度、何度も何度も生きなければならないだろう。あらゆる苦痛や快楽と溜息がまったく同一で同じ順序で帰ってくる。この瞬間も回帰しなければならない。存在の砂時計はくり返し巻き戻され、その砂時計と一緒にその中の塵であるちっぽけなお前も巻き戻される」
この悪魔の言葉を君は呪うか、それとも、この言葉を肝に銘じて、「自分は、このことをもう一度、何度も何度も欲するか?」と問いながら行為し、自分と自分の人生を愛するよう努力するか。
石川 輝吉「ニーチェはこう考えた 」(ちくまプリマー新書)
こう言われたら、そうだなぁ、自分の人生を肯定できるように今を生きたいですね。
「今を大切に生きよう」と思わされる教訓には、「死」のカードのメメント・モリもあります。終わりがやってくるのは寂しいけれど、何回も何回もくり返されるよりはいいな。永遠に内蔵をつつかれるプロメテウスを思うと怖すぎる…
ニーチェのほか、哲学ではハイデガーの被投、投企も出てきました。
人間はこの世界に投げ込まれる形で生まれ、自己の可能性に向かって存在してる、というようなことでいいのかな。ハイデガーのこの言葉はたしか以前の生命の木講座でも聞いたのだけど、そのときもちゃんと調べてなかった…
ほかにはデカルト「我思う故に我あり」に対してのイギリス経験論の哲学者ヒュームの考え。
心理学だと、自己啓発セミナーにも使われるマズロー(ヒューマニスティック心理学)とか
そこから進んだトランスパーソナル心理学も。トラパーになると心理学なのかスピ思想なのかあいまいになってきますけど、そのへんのお話もおもしろかったですね。西洋人による東洋風・禅風のスピなど。
惑星講座のテキスト占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型にも名前が出てたラムダスのBe Here Nowや
OSHOのドキュメンタリー Netflix「ワイルド・ワイルド・カントリー」も。
https://www.netflix.com/jp/title/80145240
(上のリンクから予告編はタダで見れます)
くり返しになりますが、別に知らなくても生命の木講座は大丈夫です!もし余力がおありでしたら、話に出てきた哲学者や心理学にも手を伸ばされると、またおもしろいかもという話。
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