1回目は「ケレス」(途中まで)、2回目は「ケレス」の残りと「パラス」途中まで、3回目は「パラス」の続きから「ジュノー」途中まで、4回目「ジュノー」、5回目「ベスタ」途中まで
6回目は「ベスタ」の残り。
小惑星:Vesta
ギリシャ名:ヘスティア
ローマ名:ウェスタ
前回のベスタ1回目では「中心」というキーワードがありました。何を人生の中心におくか?経済活動、伝統、芸術、ヒューマニズム…ベスタが入っているサインによって、いろいろあるよという例がテキストに。
でもそういう具体的、現実的ななにかは、ベスタの途中なのですね。ベスタの「内なる火」、一人ひとりの内側にあるスピリットが向かうのは、もっと大きなもの、遠いもの、”大義、計画、理想、霊性”
どんな生き方をするか、人生の大きな方向性があるか?
はっきり「yes」と言える人は素晴らしいですね。私など、これがないからフラフラした人生なのでしょうねぇ(私のベスタは冥王星とアスペクトとってるから内なる火を育てられてない?言い訳ですが)
冥王星とベスタは、どっちも蠍座のルーラーということから共通項があるという話もありました。そして蠍座には性的な意味合いがあり、ベスタのもう一つのルーラー乙女座の純潔と、両極のバランスをとるのがベスタだとか。性を避けるでもなく、おぼれるでもなく。
タブーにすれば抑圧されて変な出方をする可能性あるし、性的な動力をうまく使うほうがいいんでしょうね。異性を意識して可愛くしようとか出世しようと頑張るのも「内なる動機づけの火」になりうるか?(違うか?)
男性が抱くファンタジーには唖然としました。女性にやさしく感情のケアを求める一方で、「女は感情的だからだめ」とは勝手すぎませんか。でもこれを女性も内面化してしまってるのは、そうしたほうが世渡りしやすいからでしょう。パラス・アテナは鎧兜で感情を隠して男性社会に乗り込みました。
表立って戦ったパラスに対して、ベスタは目立たず密やかにやってきたんですね。
炉の女神は家の中でじわじわと影響を与えていく存在。言われてみれば、家庭環境から知らずしらずに影響を受けたもの、あります。好みや習慣は自覚しやすいですが、もっと見えにくい影響もあるのでしょうね。
その人の生き方、スピリチュアリティのあり方を育んでくれるのもベスタみたいです。
それをしてどうなるとか関係なく、今目の前で困ってる人に手を差し伸べる善の心。効率よく結果を出す合理主義で失われつつあるもの。ここまで聴いて、最初の”大義、理想、霊性” という言葉に戻ると、ベスタのスピリチュアリティが形をとりました。
女性性の元型の小惑星4つ、これで終了ですが、録画は配信できます。
お申し込みは、画像かタイトルをクリックで、専用ページからお願いします。

内なる「女性性」の元型としての小惑星―女神たちの伝承と小惑星
講師:伊泉龍一先生
受講料:1〜5回目は¥4,500、6回目は¥3,000
- 1回目「ケレス」途中まで
- 2回目「ケレス」続きから「パラス」途中まで
- 3回目「パラス」続きから「ジュノー」途中まで
- 4回目「ジュノー」続き
- 5回目「ベスタ」途中まで
- 6回目「ベスタ」
この本の対象部分をPDFでお配りします。本をお持ちでなくても大丈夫です。
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