1回目は「ケレス」(途中まで)、2回目は「ケレス」の残りと「パラス」途中まで、3回目は「パラス」の続きから「ジュノー」途中まで
4回目はジュノーの続き。
ジュノーは「結婚」にまつわるあれこれをみていける小惑星でした。結婚の可能性、理想の結婚相手、結婚相手と揉めているときなどなど。
ギリシャ神話では、正式に結婚した女神は二人しかいないとか。一人がアフロディーテ(金星)もうひとりがヘラ(ジュノー)、対称的ですね。アフロディーテは夫にはおかまいなしでアレス(火星)と恋愛を続けた。ヘラは度重なる夫の浮気に怒りを燃やし続けながらも自分は浮気しなかった。
(アフロディーテの夫ヘファイストスがヘラの息子なのも何ともなぁ…)
ヘラの夫は最高神ゼウス
惑星 | ジュノー/Juno | 木星/Jupiter |
ギリシャ名 | ヘラ | ゼウス |
ローマ名 | ユノ | ユピテル |
この夫婦はけんかばかりだけど、ある種似た者同士でもあるのでは?
木星の回で、ソーシャルプラネットだから社会性を重んじるという話がありました。社会的立場によって付き合う人間を選ぶ、子どもは社会的にまともなら褒める、そうでなければ雷を落とす。
ジュノーも結婚相手の社会的地位や肩書が大事で、子どもも自慢できる子しか興味がないとか。
人間関係のもち方が、個人個人に対する愛や感情よりも社会的にどうかが基準になってる。
これが官能的な恋愛(金星)と結婚(ジュノー)の違いかも。「好きだから」だけで済まないのが制度としての結婚、どんな人と結婚するかで自分も上下するとしたら天秤にかけて考えないと?
ジュノーをてんびん座のルーラーとすると、何かと腑に落ちます。
一対一のパートナーシップもてんびん座にありますよね。夫だけがあちこちで楽しんでる、夫だけが活躍していて妻には光が当たらない、それでは天秤が釣り合わない、対等じゃない。
でも木星(ゼウス)は俺様ルール、「俺はいいけどお前はダメ」。そりゃあヘラだって怒りもわくでしょう。
ここで立ち戻るべきは結婚前のヘラ、ゼウスの妻になる前には単独で力ある女王だった(という神話もあるようです)のだから、夫がどうあれ、自分自身で輝けるはず。女王の強さをポジティブに使おう!
昔々の神話だけれど、現代に当てはめても思い当たることがある、人は知らずしらずのうちに元型に動かされてるということ。たしかになぁ。。。
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内なる「女性性」の元型としての小惑星―女神たちの伝承と小惑星
講師:伊泉龍一先生
受講料:1〜5回目は¥4,500、6回目は¥3,000
- 1回目「ケレス」途中まで
- 2回目「ケレス」続きから「パラス」途中まで
- 3回目「パラス」続きから「ジュノー」途中まで
- 4回目「ジュノー」続き
- 5回目「ベスタ」途中まで
- 6回目「ベスタ」
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