1回目は「ケレス」(途中まで)、2回目は「ケレス」の残りと「パラス」途中まで、3回目は「パラス」の続きから「ジュノー」途中まで、4回目「ジュノー」
5回目は「ベスタ」途中まで
小惑星:Vesta
ギリシャ名:ヘスティア
ローマ名:ウェスタ
ヘスティアの神話は読んだことがなくて、どんなキャラクターなのか見当つかない女神/小惑星でした。
ゼウス(木星)やヘラ(ジュノー)とも姉弟なんですから、ヘスティアももっと神話に出てきてもよさそうなのに、他の神々と関わらないから登場しないんですね。揉め事にも口出さず、みんなと距離をとっているのがこの女神。
みんなと離れてるけど「中心」でもあるようです。炉の女神→炉は家の中心だから(今の住宅だと炉が中心とは感じにくいですが)
人間は本能的に中心を作るものなんだとか。家の中心、国の中心、宗教の中心、中心を定めて秩序が生まれる。そんなでっかい話じゃなくても、一人ひとりが大事なものを中心において動いてます。仕事、育児などなど。
ホロスコープでベスタが入っている位置によって、何を中心にするかの傾向がみえるみたい。ふむふむ。
そして、炉で燃えているのは「火」。火星の炎は轟々と焼き尽くすイメージだけど、炉の火は人とともにある穏やかな火かなぁ。暖炉、キャンプファイヤー、キャンドルでも、そのゆらめきを眺めていると、心がどっかに飛んでいくよう。ふわーっと。
宗教シーンじゃなくてもそうなのだから、儀式などで使われる火にはもっと神秘的なものを感じるでしょうね。火から神聖さへつながる、俗世間から離れていくのもベスタ。ローマのウェスタは巫女ですしね。
世俗を離れて機密文書を守ってる女性聖職者というので、このカードが浮かびました。
(この講座のテキストにもウェイトのテキストにも出てきたカバラの”シェキーナ”から連想)
このベスタをどのサインのルーラーにするか、いくつか説があるようですが、蠍座説もおもしろかったです。クンダリーニの火の話は「聖テレジアの法悦」が思い起こされました。肉体と霊魂、性的なものと神秘体験の関係について。
乙女座説もあります。乙女座対応のタロットは
山の上で隠遁してる「隠者」さん、下界を離れ、刺激や欲望から遠ざかって、自分の内側に目を向けていくというのも、なんとなくベスタと重なるような気がしますが(妄想かも、占星術と関係ない話ですいません)
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内なる「女性性」の元型としての小惑星―女神たちの伝承と小惑星
講師:伊泉龍一先生
受講料:1〜5回目は¥4,500、6回目は¥3,000
- 1回目「ケレス」途中まで
- 2回目「ケレス」続きから「パラス」途中まで
- 3回目「パラス」続きから「ジュノー」途中まで
- 4回目「ジュノー」続き
- 5回目「ベスタ」途中まで
- 6回目「ベスタ」
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