タロット占いを学び始めるとき、「どのタロットカードを選べばいいの?」迷う方もあるかもしれません。
現在、最もポピュラーなのは、絵柄が具体的でわかりやすい「ウェイト=スミス版(ライダー版)」かもしれません。しかし、「実は、もっと古典的な『マルセイユ版』から始めた方が、ずっと簡単にタロットを学べるんですよ」と言われたら、驚きますか?
今回は、一般的に言われていることとは真逆の、しかし非常に理にかなったタロット学習法についてお話しします。
「ウェイト=スミス版」にはさまざまな学習が必要
「絵が具体的だから初心者向け」と言われるウェイト=スミス版。確かに、カード一枚一枚に物語性を感じさせる絵が描かれており、とっつきやすい印象があります。
しかし、その絵を本当に理解しようとすると、実は非常に複雑な知識が求められるのです。
例えば、「魔術師」のカード。

テーブルに置かれた4つの道具(ワンド、カップ、ソード、ペンタクル)は、単なる手品師の道具ではありません。これらは「火・水・空気・土」の四元素に対応し、その背景には古代ギリシャ哲学まで遡る壮大な思想が隠されています。
さらに、
- 腰に巻かれたウロボロスの蛇とは?
- 頭の上の「∞」の記号が持つ意味とは?
- カバラの「生命の木」との関連は?
- カードに割り当てられたヘブライ文字や占星術の象徴は?
このように、一枚の絵を深く読み解くためには、西洋の神秘思想や歴史に関する膨大な知識が必要になります。「すぐに占えるようになりたい!」と思っている初心者にとっては、正直かなりハードルが高いと言えるでしょう。
「マルセイユ版」の驚くべきシンプルさ
一方で、もっと歴史の古いマルセイユ版タロットはどうでしょうか。
一見すると、絵柄が素朴で、特に小アルカナは記号が並んでいるだけで、とっつきにくいと感じるかもしれません。しかし、ここにこそ「簡単さ」の秘密があります。
マルセイユ版の「魔術師」がテーブルに並べている道具は、ウェイト=スミス版のような複雑な象徴ではなく、文字通り「大道芸人が使う手品の道具」です。そこに四元素などの難しい知識は必要ありません。

また、「運命の輪」のカードも、描かれているのは「運命という車輪にしがみつく人間の愚かさ」を風刺した、中世ヨーロッパでは一般的な寓意画(ふうしが)です。ウェイト=スミス版のように、ヘブライ文字や神聖四文字(テトラグラマトン)を解読する必要はないのです。

つまり、マルセイユ版は「描かれている絵を素直に見る」だけで、そのエッセンスを掴むことができる、非常にシンプルな構造になっています。
「見慣れていない」だけ。マルセイユ版の魅力
「でも、やっぱりウェイト=スミス版の絵の方が好き…」という方も多いでしょう。その気持ちは非常によくわかります。パメラ・コールマン・スミスが描いた絵は大変素晴らしいものです。
しかし、その感情は、単に「見慣れているから」という理由が大きいのかもしれません。
木版画を元にしたマルセイユ版の素朴なタッチは、歴史の重みを感じさせ、独特の魅力があります。怖いと思われがちな「悪魔」のカードでさえ、どこかユーモラスで可愛らしく見えませんか?

映画『ハウス・オブ・グッチ』で占い師が使っていたのも、このマルセイユ版でした。下の動画に占いシーンあります。「星」!
最初は抵抗があるかもしれませんが、見慣れてくると、その奥深さと味わいにきっと夢中になるはずです。
まとめ:急がば回れ、のタロット学習
もちろん、ウェイト=スミス版も素晴らしいタロットです。しかし、もしあなたがこれからタロットを学ぶのであれば、
- まず、シンプルな「マルセイユ版」でタロットの基本的な構造や物語の骨子を掴む。
- その上で、様々なシンボルが付け加えられた「ウェイト=スミス版」を学ぶ。
この順番で進めることで、シンボルの多さに混乱することなく、よりスムーズにタロットの世界に入っていくことができるでしょう。
もし、あなたがタロットの学習法で迷っているなら、ぜひこのクラシックで魅力的な「マルセイユ版」を手に取ってみてはいかがでしょうか。
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