3回目はこの6枚
- 節制
- 星
- 吊るされた男
- 悪魔
- 月
- 太陽

伝統的なマルセイユ版、現代のウェイト版、両方を学べる講座です。
マルセイユとウェイトで絵が違う「太陽」はそれぞれの絵からの解説もあり、生命の木を取り入れてるウェイト版は対応するパスのことも入れて説明していただきました。
今回は以前に習ったカードとの対比(足して20になる組み合わせ、たとえば14「節制」と6「恋人たち」、12「吊るされた男」と8「正義」)もしてもらってわかりやすかったです。

秋期は恋愛のたとえを多く入れていただいてまして、6「恋人たち」と14「節制」では、恋愛の違いがくっきり。クピドの矢が刺さったとたん燃え上がる恋心 vs 好きと嫌いの中間からゆっくりじんわり作られていく愛。

合うか合わないか、好きか嫌いか、バシッと切り分けるんじゃなくて、間にとどまって考える。いいも悪いもなく、どうするかで結果は変わる、自分も相手も変わっていける。(この辺は伊泉先生のお好きなリチャード・ローティっぽい?とか思いました)
ある程度長く生きてると、こういう「節制」の感覚は身についてく気がする。それはいいけど、身につけたものの中には手放したほうがいいものだってあるでしょう(年をとるほど余計なものが多くなってるか?!)

「節制」と同じく壺を持ってる「星」では水を流してます。流すのは習慣や、自分の価値観からの他人への期待。「わかりあえなくて当たり前」を前提に仲良くやっていくには?気遣いと思いやりが生まれるプロセスもしみじみ。

「吊るされた男」の足を縛っているものは何?思考が固定しちゃってる。自分をがんじがらめにしてるものに気づかなきゃ。恋愛ファンタジーから目覚めさせる占いの仕方も教えていただきました。
固定観念よりもっと厄介なのが「悪魔」。「頭ではわかるよ、でも嫌なの」心の問題。これも伝え方が難しいカードですが、占う時どういう順に話すといいかのテクニックもお聞きできました。

「悪魔」の反対の「教皇/司祭」は良心が鍵ですが、良心をあっさり吹っ飛ばしちゃうのが「悪魔」の欲望。禁じられるから欲しくなる、人間って困ったものですね。でも良心と欲望の間で節制のようにやることもできるのか?

心が揺れれば不安になる。「月」では「悪魔」との関係もお話いただきました。わからないから信じたい、それでは何も進まない。恋愛ファンタジーに浸からせる占いはその人の害になってしまわない?本当のやさしさってそうじゃないんじゃないか?占いするなら覚えておきたいですね。
カードのナンバー後半になると「思い通りにならない」からここまで重たかったですが、今回最後のカード「太陽」で趣が変わります。子どものように振る舞ったら?

手放しで馬に乗ってる子ども。行き先は馬におまかせ。

マルセイユ版は手を取る双子。違うもの同士が仲良くやってる。この究極が「世界」ということで次回ラストをお楽しみに。

懇親会でも恋愛の話題が出て、恋愛観って人それぞれなんだなぁ、もうびっくりがいっぱい。自分の価値観が出ちゃう占いでは各自こういうのがダダ漏れてしまうのか??
タロットの大アルカナを学ぶ
4回目最終回は死、塔、愚者、審判、世界の5枚です。
まだお席は空いています。次からのご参加もできますよ!終了した1〜3回目は、ご希望でしたらオンラインで動画受講していただけます。

4回目:2025/1/19
14時〜18時(4時間4回)
名古屋駅近くの会場にて
受講料1回¥16,500
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1回で学べるタロット――タロットができるようになるためのたった「4つの法則」
2025年1/20(月曜)
14時~16時(2時間1回)
会場:名古屋駅近く
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