補講★ウェイト版大アルカナと生命の木のパス

昨年12/8の「世界」からたどるウェイト版大アルカナと生命の木のパス2回目の分、お話させてもらいました。

タロットの月・星・塔・悪魔・節制・(死)、生命の木のパス29〜25。

パスの意味は、そこについてるヘブライ語が端的に表してますね。「後頭部」「つり針」「口」「目」「はしご」。

「つり針」で釣り上げるのは?「口」に飲み込まれるのは?単語をふくらませてくれるのは、パスがつないでるセフィラーたち。思考・感情・イメージが絡まりあって作用しているんだなぁと。

ふだん「私、今こう思ったな」「こう考えた」なんて、とりわけ意識してないけど、日々の体験で感じ、考えたことが積み重なって、好みや価値観ができている、生命の木の話をしてるとそう思い出さされます。

そんなとき一瞬ヴェールをぬけて、ティファレトの目線を得た気になるけど、「全体が見えた!」とまで思ったら行き過ぎ。

下から上への生命の木でティファレトと最初につながるパスは「悪魔」のカードに対応しています。神の声を聴いたと思ったら、実は悪魔の化身だったとか、映画なんかでたまにありますが。

カバラの伝統は、神とつながるチャネラーを認めないと聞きました。神の意志を理解できるなんて傲慢、イェソドに蓄えられたイメージから幻想を見ているだけでは?と。

イェソドとティファレトをつなぐパスに対応するのは「節制」。上がれる「はしご」はかけたけど、イエソド(無意識)に足を浸したまま。山の上に輝く王冠(1ケテル神の領域)はまだまだ遠そうですね。

自分で説明できるようにまとめ直していると、受講中あいまいに聞き流してしまったことが発見され、過去の資料やノート、関連本をひっくり返して調べ調べ…

お話してるときも、質問をもらってはまた考えることができ、とても勉強になりました。機会をいただいて、ありがとうございました!


伊泉先生から直接聴ける生命の木フルバージョンは、札幌で3月から。

6月仙台の1デイ生命の木は、タロットとの対応ではなく、生命の木の基本要素に集中して学べます。タロット使ってない人にもおすすめですよ〜

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