掘り出された原石から完成品のジュエリーまで、見ることができました。
宝石がどう生まれるのか、隕石に含まれた宝石は小惑星のカケラなどなど、科学の話も面白かったですし、
アクセサリーは紀元前のから今世紀のものまで展示があり、時代による移り変わりも興味深い。
古代エジプトのスカラベや、ギリシャ・ローマ神話のモチーフも使われてました。三日月とディアナ、矢をかまえたクピドのブローチ、アルテミスの冠、バッカス、ジュノー、ミネルヴァのカメオ…
指輪のコレクションには、ポイズン・リング、毒を入れておく指輪?
撮影禁止の最後の部屋が圧巻でした。王侯貴族のお品の数々!
マリー・アントワネットの娘さんのとか、ヴィクトリア朝やエカテリーナ2世が送ったものとか、目がくらむよう。当時の宮廷はどれほどまばゆかったんでしょうねぇ。
もしご興味があれば公式サイトの《展示構成》でも一部見られます。
昔々、宝石の色には特別な力があるとして呪術や治療に用いられてました。色彩療法(カラーセラピー)の歴史でいちばん最初に習うとこ。
毒を流すにはトルコ石、貧血・出血にはルビーなど、今のように石を身につけるだけじゃなく、当時は粉にして塗ったり飲んだり、文字通りの薬として使ってたようですけどね。
現代のカラーセラピーではさすがに飲まない。カラーストーンを水につけて石の力を転写した水:ジェムエッセンスを身体に塗るとか、ジュエリーライト(カラーストーンをとおした色光)を体に当てるとかになってますが。
ここんとこ夏バテか、体調が芳しくなかったんですけど、色とりどりの輝きに包まれて、なんとなく回復したような!?昔の人が宝石になんらかのパワーがあると思ったのもわかります。
この巨大アメジストドームに横たわったらさらに癒やされそうですけど
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
名古屋市科学館では~ 2022/09/19(月)まで
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