【第3弾】1回目パス18「戦車」
2回目のパス17と「恋人たち」の解説に入る前に、前回のパス18のヘブライ文字の解説と、「戦車」にまつわる質問を取り上げていただきました。「運命の輪」と「戦車」のスフィンクスについて。
この講座が1ヶ月ぶりなのもあり、振り返りができてよかったと思います。
というのも、前回のパス17と今回のパス18は、どちらもセフィラー3とつながってます。

3(ビナー)には占星術の土星が対応し、制限・限界を表す場所。人間は、変えられない物理法則、枠組みの中で生きている。という前提あっての両パスです。
(ここで、3ビナーから1ケテルへ伸びるパス12についても少しお話いただきました。上のパスは禅問答みたいでポカンでしたでしょうか。パスを順に進んでいってからまたお聴きしましょう)
さて今回のパス17において変えられない枠組みは、「人は一つになれない」「個々バラバラ」であるということ。
ウェイトが伝統的なタロットの絵を変えてアダムとイヴをとりいれたのは、「人間は一人ひとり違ってる」を強調するためだとか。

カードのタイトルは「恋人たち」。
なぜ人は恋するのか?はるか昔、プラトンの時代にも語られた問い
一人ひとりが分かれているから求めるんですね。
会えないから会いたい、話がしたい、恋心を思い出すと、このパスに近づけるかな。
勝手なもので、会えないときは会いたいのに、ずっと一緒だと一人になりたくなったりね。やっぱり一人の時間もほしくなるのは、どうしたって私たちはみんな一人ひとり違うから。
100%同じ気持ちになるなんてない、ぜんぶ一緒にはなれない、こう書いてるとちょっと寂しくなってきますけど、ふだんバラバラだからこそ、誰かと通じあえた一瞬によろこびが生まれるんでしょう。
「ひとつになる」は幻想のようです。セフィラー9イェソドに落ちている。下のセフィラー10-9-8-7から6へヴェールを超えるときに罠があったように、上のセフィラー1-2-3へと深淵を超えるときも落とし穴があるみたい。
惑わされないで、土星(制限)を理解すること。
次回は木の反対側、右側の柱のパス16と「司祭」です。
タロットの大アルカナと共に学ぶ「生命の木」
【第3弾】深淵の上まで
【第3弾】はパス18〜11,タロット「戦車」から「愚者」です。
講師:伊泉龍一先生
次回1/26、以降2/9, 2/23, 3/9, 3/23(もう一回あるかもです)
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
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終わった回も録画受講できます
- 1回目:パス18/タロット戦車
- 2回目:パス17/タロット恋人たち
【第1弾】マルクトからヴェールを抜けるまで
- 1回目:パス32/タロット世界
- 2回目:パス31/タロット審判
- 3回目:パス30/タロット太陽
- 4回目:パス29/タロット月
- 5回目:パス28/タロット星
- 6回目:パス27/タロット塔
- 7回目:パス26/タロット悪魔
- 8回目:パス25/タロット節制
- 9回目:パス24/タロット死
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【第2弾】ヴェールの上から深淵の下まで
- 1回目:パス23/タロット吊るされた男
- 2回目:パス22/タロット正義
- 3回目:パス21/タロット運命の車輪
- 4回目:パス20/タロット隠者
- 5回目:パス19/タロット力
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