心理学とか哲学の話を聴いて

昨夜のこれ、

心の文学的側面について 『心はどこへ消えた?』刊行記念 東畑開人×千葉雅也 オンライントークイベント

ということで、ドゥルーズ&ガタリ、ラカン、フーコーほか入門書しか読んだことない(それすらも理解できてない)から聴いたことの半分もわかってないかもしれないけど、おもしろかった。

無意識について。フロイトの考えは科学に相手にされてないけど、脳の研究が進んだらむしろフロイトが言ってたことに到達するのでは?という意見は新鮮だった。文学もしかり。科学のが遅れてる可能性を考えたことなかったな。

だけど無意識に向き合う余裕がなくなったのが今、でもあるのかな。

心の問題も、文系より理系のアプローチで、お話療法より薬をのんで治療するほうがいい、とか。嫌なことに向き合って乗り越えるより、嫌なことそのものを消してしまうほうがいい、というのもわからんでもないし。

消し去るまでじゃなくても、ちょっと脇において、他にやりたいことをやってたら、そのうちその問題がどうでもよくなってくということもあるしね。

向き合うとしても、分析には終わりがないから、ある程度で見切りをつけて行動するのも大事というお話も。

あとユング心理学について、「個人主義が流行りかけのときはユング心理学が流行るけど、もっと個人化するとユングは消えていく」って話も興味深かった。日本での流行と廃れもそういうことなのか。

消化できてないとこもいっぱいながら、ふだん耳にしない言葉や概念が飛び交う時間が刺激的だったなぁ。日頃どれだけ頭を使ってないか自覚した。。。

勉強の哲学 来たるべきバカのためにを読み直そうかな。

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