- 1回目:4、3、2、1、12、11ハウス 2026/1/20
- 2回目:10、9ハウス 2026/2/3
3回目は8・7・6・5ハウスという4つのハウスを一気に解説。
ハウスは「太陽の一日」と「人の一生」の重ね合わせ
ハウスと太陽の動きの対応関係。太陽が1日をかけて天空を一周するサイクルと、人の一生を重ね合わせることで、各ハウスの意味が自然と立ち上がってきます。
占星術の本には「このハウスはこういう意味」とキーワードが並んでいますが、伊泉先生の講座では「なぜ」そうなってるかを聞けるのが魅力です。

8ハウス
8ハウスは太陽が西に沈んでいく時間帯、太陽の力が衰えていくところ。「死」のハウスと言われるのはそういうとこからですか。
それならば、現代占星術でよく言われる「遺産を受け取る」よりも、「自分が遺産を残していく」古典のほうがしっくりきます。
「遺産」と言ってもいわゆる財産に限らない、知識、文化、環境…を残す。自分が死んだあとまで視野に入れて行動する意識。
伊泉先生がこういう本を翻訳されてるのもその一環。

『レディ・ステディ・ゴー! 60sスウィンギン・ロンドン』
ショーン・レヴィ (著), 伊泉 龍一 (翻訳)
7ハウス
8ハウスの「遺産」を家の財産やビジネスに限定するなら、渡す相手は配偶者やビジネスパートナーになるから、7ハウスが「パートナー・結婚」のハウスと言われるのは納得ですかね。
でもそれ以上に興味深いなと思ったのは、7ハウスは「関係性の中で変わりうる自分」を表すということ。
向いあう1ハウスが「どこに行っても変わらない私の個性」を表すのに対して、7ハウスの私は流動的。人との関係の中で異なる役割を生きる。
誰しも場面場面で違う自分を演じてると思いますが、7ハウスが強ければその傾向がより強くなるんでしょうか。
6ハウス
古典占星術では「奴隷の部屋」。これは古代ギリシャの時代背景を踏まえた上で、現代的に読み解き直す必要があります。
6ハウスは日没のあと。個が失われていく、社会的なアイデンティティが薄れていく段階——定年後に肩書きがなくなるように、「私が何者か」ではなく「人のために何かをするよろこび」に軸足が移っていく。
表に出て私をアピールするのとは真逆の、日の当たらない場所で社会を支えてくれている名もなき人々、「誰かが喜んでくれたらうれしい」というマインドセット。
ちょっと乙女座にも似たとこがあるとおっしゃってました。
5ハウス
5ハウスは真夜中の前、家に帰って用事も終わった、眠る前の自由時間。「子ども・娯楽・遊び」のハウスとされてます。
遊びとはなにか。それは「役に立たないこと」。お金にも評価にも繋がらない。コスパ、タイパの対極だけど、楽しくて没頭できるって幸せじゃないですか。
仕事がその「遊び」になることもありますよね。伊泉先生自身が翻訳の仕事について語ったエピソードは、この5ハウスの理想的な在り方を体現していました。
この教室も5ハウス的なものが原動力かな。占い師になるなどの目標は特に私にはなくて、ただ先生のお話が面白い。出張講座は赤字運営でビジネスとしてはなってないんだけども、いろんなところに行って、いろんな人に出会える楽しさ、よろこびが勝る。受講料をいただいてる以上、責任感はもってますが、仕事と遊びの線引きは私にはあまりなく、企画、準備、運営と自分なりに創造していくおもしろさに、時間を忘れてしまいます。
おこがましいけれど8ハウスとか6ハウスの要素もちょっとあるかも。自分が聞いていいと思ったことを皆さんにも伝えたい、残したい、そしてよろこんでもらえたらうれしい。伊泉先生のYouTubeのお手伝いは特にそう。見えない存在として裏方作業を何年も続けてきて、「個が失われる」のが実感としてわかるような。
次回以降の講座のご案内
伊泉先生の古典占星術講座は今後も続きます。ハウスを学んだ次のステップとして、以下の講座がおすすめです。

1時間で分かる古典占星術のホロスコープの解釈の基本
いよいよホロスコープの読み方へ。古典占星術への入口として最適な1時間講座です。
3/3(火)20時から21時

占星術の「惑星」の意味を深く学ぶ――カルデアン・オーダーと熱/冷、乾/湿
次は惑星へ。古典占星術の根幹をなす「惑星の性質」を深く掘り下げるシリーズ講座です。
3/18・4/1・4/15(水)

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