3回目レポ★占星術の「ハウス」の意味を深く学ぶ2026/2/17オンライン

3回目は8・7・6・5ハウスという4つのハウスを一気に解説。

ハウスは「太陽の一日」と「人の一生」の重ね合わせ

ハウスと太陽の動きの対応関係。太陽が1日をかけて天空を一周するサイクルと、人の一生を重ね合わせることで、各ハウスの意味が自然と立ち上がってきます。

占星術の本には「このハウスはこういう意味」とキーワードが並んでいますが、伊泉先生の講座では「なぜ」そうなってるかを聞けるのが魅力です。

8ハウス

8ハウスは太陽が西に沈んでいく時間帯、太陽の力が衰えていくところ。「死」のハウスと言われるのはそういうとこからですか。

それならば、現代占星術でよく言われる「遺産を受け取る」よりも、「自分が遺産を残していく」古典のほうがしっくりきます。

「遺産」と言ってもいわゆる財産に限らない、知識、文化、環境…を残す。自分が死んだあとまで視野に入れて行動する意識。

伊泉先生がこういう本を翻訳されてるのもその一環。


『レディ・ステディ・ゴー! 60sスウィンギン・ロンドン』 
ショーン・レヴィ (著), 伊泉 龍一 (翻訳)

7ハウス

8ハウスの「遺産」を家の財産やビジネスに限定するなら、渡す相手は配偶者やビジネスパートナーになるから、7ハウスが「パートナー・結婚」のハウスと言われるのは納得ですかね。

でもそれ以上に興味深いなと思ったのは、7ハウスは「関係性の中で変わりうる自分」を表すということ。

向いあう1ハウスが「どこに行っても変わらない私の個性」を表すのに対して、7ハウスの私は流動的。人との関係の中で異なる役割を生きる。

誰しも場面場面で違う自分を演じてると思いますが、7ハウスが強ければその傾向がより強くなるんでしょうか。

6ハウス

古典占星術では「奴隷の部屋」。これは古代ギリシャの時代背景を踏まえた上で、現代的に読み解き直す必要があります。

6ハウスは日没のあと。個が失われていく、社会的なアイデンティティが薄れていく段階——定年後に肩書きがなくなるように、「私が何者か」ではなく「人のために何かをするよろこび」に軸足が移っていく。

表に出て私をアピールするのとは真逆の、日の当たらない場所で社会を支えてくれている名もなき人々、「誰かが喜んでくれたらうれしい」というマインドセット。

ちょっと乙女座にも似たとこがあるとおっしゃってました。

5ハウス

5ハウスは真夜中の前、家に帰って用事も終わった、眠る前の自由時間。「子ども・娯楽・遊び」のハウスとされてます。

遊びとはなにか。それは「役に立たないこと」。お金にも評価にも繋がらない。コスパ、タイパの対極だけど、楽しくて没頭できるって幸せじゃないですか。

仕事がその「遊び」になることもありますよね。伊泉先生自身が翻訳の仕事について語ったエピソードは、この5ハウスの理想的な在り方を体現していました。


この教室も5ハウス的なものが原動力かな。占い師になるなどの目標は特に私にはなくて、ただ先生のお話が面白い。出張講座は赤字運営でビジネスとしてはなってないんだけども、いろんなところに行って、いろんな人に出会える楽しさ、よろこびが勝る。受講料をいただいてる以上、責任感はもってますが、仕事と遊びの線引きは私にはあまりなく、企画、準備、運営と自分なりに創造していくおもしろさに、時間を忘れてしまいます。

おこがましいけれど8ハウスとか6ハウスの要素もちょっとあるかも。自分が聞いていいと思ったことを皆さんにも伝えたい、残したい、そしてよろこんでもらえたらうれしい。伊泉先生のYouTubeのお手伝いは特にそう。見えない存在として裏方作業を何年も続けてきて、「個が失われる」のが実感としてわかるような。

次回以降の講座のご案内

伊泉先生の古典占星術講座は今後も続きます。ハウスを学んだ次のステップとして、以下の講座がおすすめです。

1時間で分かる古典占星術のホロスコープの解釈の基本  

いよいよホロスコープの読み方へ。古典占星術への入口として最適な1時間講座です。

3/3(火)20時から21時

伊泉龍一先生・1時間で分かる古典占星術のホロスコープの解釈の基本講座2026/3/3オンライン
現代の占星術とは異なる伝統的な占星術のホロスコープの解釈方法の基本について分かりやすく解説します。占星術の基本は学んだけれども、ホロスコープの本格的な解釈方法を具体的に知りたいという方は、今回のオンライン講座は特におすすめです。

占星術の「惑星」の意味を深く学ぶ――カルデアン・オーダーと熱/冷、乾/湿

次は惑星へ。古典占星術の根幹をなす「惑星の性質」を深く掘り下げるシリーズ講座です。

3/18・4/1・4/15(水)

伊泉龍一先生・占星術の「惑星」の意味を深く学ぶ――カルデアン・オーダーと熱/冷、乾/湿 オンライン講座
今回は占星術の背景となっている「カルデアン・オーダー」と呼ばれる古代の宇宙観を紹介しながら、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星といったそれぞれの「惑星」に割り当てられている意味を丁寧に解説していきます。

終了したハウス講座もアーカイブ受講していただけます。

お申し込みはこちら

伊泉龍一先生・占星術の「ハウス」の意味を深く学ぶ(アーカイブ)オンライン講座
本講座では近代科学誕生以前の古い時代の占星術を参照し、なぜ各ハウスにはそういう意味――例えば、3ハウスは「兄弟姉妹、近い旅行、初等教育など」――が割り当てられているのかを丁寧に解説していきます。

コメント