レポ【横浜】伊泉龍一先生からタロットの大アルカナを学ぶ3回目2025/7/19

2025年版大アルカナ講座@横浜、3回目( 1回目のレポ2回目のレポ

カードナンバー前半のカード(1番から9番)は伊泉先生の独自の配列で、11番からあとの後半カードは、番号順に教えていただいてます。今回は14番「節制」から。「難しいことを言わないで」どんどん進めていただき7枚。

  • 節制、悪魔、塔、星、月、太陽、審判
  • カード同士の対比(16−4、17−7)
  • タロット占いは発想を変えるもの

まずタロット占いに必要な感覚の話がありました。

出たカードは自分へのメッセージ。受け取るときに絵そのまんまでしか捉えられないと「塔」が出たら「建物が崩れる。逃げろ」とかになるんでしょうか。いやいや、カードが告げるのは予言じゃなくて教訓ですからね。

「〜みたい」とイメージで捉えること。「何か積み上げてきたものが崩される、ということは」と想像できる人が向いている。自分で想像できない人には例え話をしてイメージを促してあげる。

特に後半のカードは、想像力が必要じゃないですかね。思い通りにならないのを受け入れ、自分自身が変わっていかないといけないから。

変わるには「節制」。合わないもの、異質なものを混ぜている。

「興味ない」「合わない」と遠ざけてたものを自分の人生に混ぜていったら、見えるものが変わってくる。世界が変わる。

私の甥っ子は、アイスはバニラ、ケーキはいちごショートしか食べないんですよ。手土産に悩まなくていいからこっちはラクだけど、抹茶アイスやチーズケーキのおいしさを知らずに生きてるの、もったいない気がします。

嗜好品ならともかく、人生をこうと決めちゃったら「悪魔」に囚われちゃうんじゃない?思った通りにいかないと「こんなはずじゃない」「なんで?」悩みになってしまう。

「皇帝」のようになんでも自分でコントロールできるわけじゃない。突然、思いもしない展開が起きることもある。「思い通りにならなくて当たり前」「思わぬことがあるからおもしろい」って思えたら、きっと楽になれるのに。

もちろん「皇帝」が出てたら自分で責任持ってやるのが大事。だけど「塔」が出てるなら、という話です。大アルカナ22枚ぜんぶが違うメッセージだから。たまに講座が終わったあとに「結局どうするのが一番いいんですか?」という質問が出ますが、答えは一つじゃないですね。22とおりあるのがタロットのいいところでは?

「戦車」が出てたら、何かを手に入れるために外に向かっていくべきとき。「星」なら、持ってるものを手放していく時。水に流す、無にするというと寂しいようだけど、「戦車」で頑張って挫折した場合に助けになるカードですよね、「星」。努力が無駄になっても、大切な何かを失ったとしてもLife goes on、人生は続くのだから水に流して。

ライフプランがしっかりあると「塔」や「星」は避けたいカードかもしれないけれど、失敗しないように予測しようと「月」にとどまっていては「太陽」には進まない、「審判」の呼びかけは聞こえない。

変わる必要がない人もいるんでしょう。思い描いた通りに生きられてるか、そこまででなくとも特に不満がないならば。

私なんかは何も計画なく生きてるからか、後半カードは変化をつけてくれるありがたい存在で、振り返れば、「節制」や「太陽」「審判」で人生がおもしろくなったなぁと思います。

最後の方では「占いをしなくてもいい人生へ」っていうお話も。あれ?占い向きのタロット講座なんですけど?!一般に広がってるように「聞かれたことに答える」占いではなくて、「発想を変える」占いのすすめです。

「思いどおりにしたい」「わからないと不安」こういう考えがなくなったら、なんでもかんでも占いできこうとはならないでしょう。軽やかに使えるといいですね。「いつもの自分では行き詰まってるから、一枚引いて違う視点をもらおう」みたいなね。

4回目、最終回に続きます。

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