週末、伊泉龍一先生の小アルカナ講座3回目4回目、ご参加の皆さまにはありがとうございました!
今月はウェイト版の小アルカナと占い方を教えていただきました。
- 3回目:数カード(10〜1)、質問タイム
- 4回目:コート・カード、グループで占い練習、伊泉先生からのコメント
6月のマルセイユ版小アルカナは数秘術の数の意味でよみましたが、ウェイト版には使えません。
棒だけ、剣だけのマルセイユ版と違って、ウェイト版小アルカナには情景描写があります。絵がポイントですよね。何が描かれているのか?
画家パメラが上手にキャラを描き分けてくれてますし、パッと見ただけでもわかるっちゃわかる絵ですが、作者自身の解説を読むと確実です。
作者ウェイト自身の解説書「キー・トゥ・ザ・タロット」(を伊泉先生が訳したもの)をいただいて、その中の、絵を描写している部分を読みながら教えていただきました。
(一緒に書かれている「占いの意味」はスルーします。ウェイトは占いに関心がなかったせいで、昔の占い本にあった意味をそのままもってきて済ませちゃったみたいです。だからウェイト版の絵と書かれている意味が合いません)

手元に数のカードを並べて、見ながら聞きました。こうしておくと、たとえば同じ数のワンドとソード、同じスートの違う数のカードなど、対比しての説明も視覚的にわかりやすいですし、「9のカードはどのスートも孤独を感じる」とか「4は全部、動きがない」とか、共通するものも見えてきますね。

エースはどう始めるか。ワンドなら火の活力で、カップなら感情で、ソードなら正しさで、ペンタクルなら意味あること・価値あることを手に入れようとして。スートによるモチベーションの違いをお聞きして、数カード全体のスート(四元素)のイメージもよりクリアになりました。
ウェイト版小アルカナは絵に何が描かれているか分かったら、そのまま伝えられるデッキ(質問に合わせて解釈しようとしなければ)。
ただ、見てすぐわかるということは、占われる側の人だって、見るだけでわかっちゃいますよね。ソードなんか見るからに悲惨なカードも多くて「言いにくい」という方もいました。
また、絵がこう描かれてるとイメージが限定されるから、質問者の状況にあてはめにくい場合もあるでしょう。ウェイト版、占いに使うには実は難しいかも。
その点、抽象的な絵のマルセイユ版は、見ただけでの印象はないし、数のイメージは話をしやすいんじゃないでしょうか。皆さんには意外かもしれませんが、マルセイユ版は占いに使いやすいデッキなのでした。
パメラが小アルカナを描く参考にしたとされるものについては、本『シークレット・オブ・ザ・タロット』にいろいろ載ってます。

夜は懇親会もありがとうございました。
先生のアドバイスで、4月と同じ中華に行きました。今回は円卓のお部屋がとれまして、丸テーブルだとみなさんのお顔が見えていいですね。

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