今月のEテレ100分de名著『ヘーゲル精神現象学』

連休だった皆さんは今日からお仕事でしょうか。私は特に休みは決めてなかったので普通に仕事してましたが、半年ぶりにZoomがない金曜日は解放感がありました。なんもしなくていい〜〜自由〜〜〜

しかし何もしないと暇、退屈だから出かけてみれば人混み&行列、かえって自由じゃなくなるというね。

連休中に会った人からはこんなことも聞きました。自由は意外とめんどくさい。会社や学校に行けばやることが決まってるけども、何をしてもいい日は、自分でどこに行くか何するか、どうやって行くか、何から何まで考えて決めなきゃいけないからって。なるほどね。

それでも、中世のように職業や住処や結婚相手などなど、全部決められた中で生きるのはもう無理でしょう。自由に選べる時代に生まれたのだから。

今のほうがいいんだけども、自由でいたいのは自分だけでなく他者もそうだから、どうしてもぶつかってしまう。対立や分断が生まれる。

じゃあどうすれば?わかり合えない他者と共に生き、自由を実現するための手がかりが書かれているのが『精神現象学』だそうですわ。

今月の100分de名著で取り上げられてて、先週1回目を見ました。アウフヘーベン。

絶対正しいことはない。意見が完全に一致することはない。といって相手を全否定するんでもなく、対立や矛盾自体をなくそうとするんでもなく、どう協力してやっていくか。へぇ「生命の木」の真ん中らへんのパスみたいだなと思うなど。

1回目は「主人と奴隷の逆転」の話もおもしろかったです。

例えば、自立して自由に生きていると思われている男性経営者も、実のところ社員の労働に依存しているし、家族によるケアやサービスにも依存している、むしろ非自立的存在だっていうんですね。反転。

ヘーゲルの弁証法は、こんなふうに「既存の常識を疑い、世の中の見方を変えて、社会を変革していく」ものだとか。なんだか天王星(水瓶座ルーラー)みたい。

そんなヘーゲルは、かつて「個を抑圧する全体主義的思想家」と批判されたこともあったのだとか。こちらは獅子座の反対としての水瓶座のネガティブ面みたいで、表裏一体と言うか読む人によって捉え方が変わるんですかね。

2回目の今夜も楽しみ!

エラー - NHK

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