先月の大アルカナ対比講座(5回目)で、伊泉先生がタロットを教え始める時に取り入れられた本や考え方の紹介をしていただきました。
その中のひとりが心理学者ジェイムズ・ヒルマン。彼のものの見方をタロット占いに、彼が心理療法に使っていたアプローチ法を占い方に取り入れたというお話でした。
「どういうふうに取り入れてるのか、もうちょっと教えて下さい」金曜の12星座講座で質問をしてくださった方がありまして、伺うことができました。
ヒルマン的視点では、ものごとを文字どおり見ない。
字義主義を嫌い、すべてをイメージ化していく。
たとえばユングの元型のひとつ「グレートマザー」はお母さんを意味するとするのが文字どおりの解釈。でも根本にあるイメージを広げていけば、母に限らず姉のこともあるんじゃない?となる。
字義主義を占星術でいえば、「獅子座はこういう人」と覚え、さらに「獅子座は社長向き」「蟹座はお母さんに向いてる」としちゃうなど。これでは当てはまらない人だっているでしょう?
そうじゃなくて、元のイメージから想像すること。そうすれば「獅子座は王、だったら役職なくても立派な雰囲気をしてそう」などなど広がります。
そうしてイメージ化すれば、世の中のできごとだって「あ、これは獅子座的な現象だ」とかみえてくる、そこにおもしろさがあるんですね。
占星術講座のテキストは惑星・サインの元型をたくさんあげて、イメージ化を促してくれます。
来月はじまるルノルマン講座も、意味の暗記じゃなくて、シンボルからイメージを広げられるように教えていただけるでしょう。
ルノルマンの本を開くと、たとえば「家」のカードの意味として「家」「住居」て書いてあります。家=家、これを覚えてもしょうがなくないですか?家ってどういうもの?家庭や家族?
イメジャライズによってリーディングでも広がりあるお話ができるんじゃないでしょうか。
講師:伊泉龍一先生
9/6,9/13,9/20,9/27,10/4,10/11
火曜13時〜14時(1回1時間)
受講料1回¥3,000
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https://thelema-s.com/online220906.html
ジェイムズ・ヒルマン『魂のコード』
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