今回は講座時間を延長していただきまして、カイロン2回目で終了しました。
- ホリスティック医療
- 土星と天王星の架け橋
- 父の不在
これらの話題がありました。
胃が悪くてお医者さんに行くと、胃に効くお薬をもらいます。飲み続けても治らないなら、身体だけじゃなく心もみていこうというのがホリスティック(全体的な)治療。
テキストには蟹座のケイロンが例にあげられてました。昔の占星術で胃に対応するのは蟹座、ということは蟹座的な心の部分―感情面のアンバランスや家庭問題が胃の不調をひき起こしてるのかも?という見方。
これは私もやってることでした。占星術じゃなくて色彩療法ですが、胃に対応するのはイエロー、胃が痛くなりやすいならイエローの心理に注目してみよう。神経質になってる?さびしさがある?などお聞きしていきます。
もしバランスが崩れてるなら、お薬代わりに、イエローの食べ物をとる、イエローの光を当てる、イエローを身につけるなどおすすめします。食事に基礎をおいたケイロン、魔術的な治療をしたアスクレピオスと通じるものあるなって思いました。
こういう処方は迷信的だけど、西洋医学も同時に使いながら、心に向き合い、内なる傷を手放す助けになれば幸い。つながれていたプロメテウスを解放したケイロンのように。
だけどプロメテウスの火、発明・発見の火が灯ったら、土星の死を天王星の科学が乗り越える、臓器移植などして生き延びるという機械論的治療にもなるのか。
土星と言えば、ケイロンの父は土星の神クロノス。だけどクロノスはケイロン受胎のときに逃げていってしまった。「父の不在」、これは、この神話と惑星シリーズの土星回でも出てきましたね。父親像が失われてる時代、モデルがいないから、どういう生き方をしていったらいいかわからない。
土星的な権威に盲目的に従うだけというのも不自由だけど、職業にしろ人生にしろ選択の自由がありすぎても悩むんですねかね、人間は。
天体カイロンは土星と天王星のあいだにあって、制限から変革へ向かう鍵なのだとすれば、ほかの天体とのアスペクトやカイロン・リターンなどは切り替わりのタイミングなのかもしれないですね。
この本「占星術と神々の物語」をもとに、長きにわたり続いてきた神話と惑星シリーズ講座も、このカイロンで終了となりました。なんだか寂しいです。一緒に受けてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
しばらく先に、同じ本の星座編も開催させていただけそうです。ご関心に合うようでしたら、気になる星座の回だけでものぞいてみてくださいね。
カイロン、録画でもご受講いただけます。
講師:伊泉龍一先生
1回1時間
受講料1回¥3,000
この本のカイロン部分をPDFでお配りします。
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https://thelema-s.com/online220304.html
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