伊泉先生の神話と惑星講座★1/21は海王星の続きから冥王星へ

講座の前に「つかみにくい惑星」とのお声があった海王星ですが、前回までの2回でどうでしょう?イメージができてきたでしょうか。ご質問があれば次回にぜひ。

海王星は残りあと少し。次回はラスボス冥王星にも入ると思われます。冥王星だけお聞きになりたい方も、よかったら次回からいらしてくださいませ。

冥王ハデス(ローマ名・プルトン)の神話といえば、ペルセフォネの略奪が有名ですね。

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ《プルトンとペルセポネ》1621年-1622年 ボルゲーゼ美術館蔵

花をつんでいたコレー(のちのペルセフォネ)に恋したハデス、地下世界に連れ去って妻にした。が、とつぜん娘を誘拐された母デメテルはぷんぷん、穀物神の仕事を放棄したから神々も根負けし、じゃあ地上に返そうかとなったものの、娘は冥界のザクロを口にしてしまったから、地上に戻れるのは一年のうち数ヶ月だけ。あとは冥界の女王ペルセフォネとして暮らすことになった…

この神話は、この惑星シリーズの小惑星ケレス回でも出てきました。母から見たら子離れ、娘から見たら自立の物語でもあるって。

神話は母デメテル目線ですが、ペルセフォネ自身はどういう気持ちだったんだろう?―まだ母といたかったのか、夫ハデスをどう思ってたのか―。地下世界の女王だけに、心は秘めてるのかしらんね。

結婚のきっかけは強引でも、ハデスはオリュンポスの神にしてはめずらしく浮いた話もないし、下のレリーフなんか見ると、夫婦仲良く冥界を統治していたようなので、まぁ結果オーライ?

Locri Pinax Of Persephone And Hades

海王星から冥王星へ、1/21夜8時からです。

天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味

講師:伊泉龍一先生
次回1/21,以降2/4,2/18,3/4,3/18
夜8時〜9時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

終わった回も録画で受講いただけます。

  • 1回目「天王星」1
  • 2回目「天王星」2
  • 3回目「天王星」3
  • 4回目「天王星」4
  • 5回目「海王星」1
  • 6回目「海王星」2

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伊泉龍一先生の占星術講座・天王星・海王星・冥王星を深く学ぶ―神話の「元型」とトランスサタニアンの意味(オンライン)
伊泉龍一先生の現代占星術講座―天王星、海王星、冥王星。・プロメテウスと天王星・ディオニュソスと海王星・ハデスと冥王星など、神話の「元型」との関連からトランスサタニアンの意味を深く掘り下げて説明します。
同じ本をもとにした神話と惑星講座(録画)

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